真央VS真央!ソチに紡いだ悪夢と奇跡

14/03/02初稿

 ふぅ。やっと落ち着いてきた。全世界の真央ファンの皆様お疲れさまでした(笑)。

 そしてアデリナ優勝おめでとう!
 カロも五輪メダルおめでとう!

 アデリナはもうとにかく溌剌・爽快。音楽表現ナニソレ? よろしくテクニックと迸るエナジーで雑多な悉くを蹴散らしていく。その勇姿はお見事でした。
 できれば3+3最高難度「3Lz+3Lo」(*)を観たかったけど仕方ないかな(真央が刺されたのを見てやめたかな?)。アデリナは3Lzに付けるセカンドに3Loと3Tを跳び分けるワケで、これも大したモンですよね。
 カロは芳醇・豊潤な演技で、これぞ「“Figure Skating Ladies”という競技」だと思いました。本人も喜びに満ちて滑っていたようですが、観ているこちらも幸せな気持ちになりました。
 ただ美しいだけじゃなくSPでは3+3を3Fにするチャレンジ精神も合わせて見せてくれましたしね。

 浅田真央選手、アデリナ・ソトニコワ選手、カロリーナ・コストナー選手、ユリア・リプニツカヤ選手をはじめ、選手みなさまには敬称略で失礼いたします。

*:3A+3Lo除く(笑)。


■確かに「一番強い浅田真央」を見せてもらいました(ただしもれなく「ズンドコな真央」とセット)

 そして真央! なんたってまおおお!!

 悪夢のSP。FSは滑れるのかすら心配しました。もしかしたらズタボロになっちゃうかも。けど、真央は何をしでかすかワカラナイ人だから心の片隅にほんのちょっとの希望を信じて。どうなっても最後まで見届ける。だって大好きだから。
 そしたら…奇跡に立ち会うことになるなんて。真央のスケート人生が悔いで終わらなくて本当によかったです。それどころか、

 本人とファンが切望した「やりきって出し切って喜ぶ」真央を見ることができるなんて!

 なんて幸せ。本当によかった。

 もちろん途中から泣いてましたが、最後は長野ジャンプ団体の原田選手みたいに壊れました。
 しばらく「なんて人なんだ…よかったよぉ…なんて人なんだ…」って呻いてましたがな(整氷時間でよかった)。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 3/13号 [雑誌]
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 3/13号 [雑誌]

 ↑「笑顔がみたい」という励ましを思い出して泣きながら笑顔をくれた真央。ホントいいコだなぁ。ありがとう。ありがとう。この笑顔がエキシ「Smile」のメッセージに繋がっていくんですよね。破壊的説得力で(笑)。


 3Aにこだわり続け時に頑迷とまで言われてなお、五輪の舞台で8Tripleとして昇華させ全てをねじ伏せてしまった真央。形容する言葉が見当たりません。

 私にとっては「ISUジャッジングシステム」を無力化する演技でした。

 書いてると止まらなくなっちゃいますけど、多くの真央ファンと想いは同じですのでポエムはこれくらいで自重して(笑)、いろいろ気ままに記してみようと思います。


・はじめに。
 「いい演技したらもう点数や順位は関係ない」っていうのは、ある意味真だけど競技である以上ある意味違う。
 あの奇跡の演技の価値が、安っぽい美談や観る側の勝手な満足にすり替わらないようにしなきゃという漫然とした想いがあります。うまく言えないんだけど。
 「大切にしたい」が近いかな。

・現地に応援に行かれた皆さん、乙でした。ありがとうございました。

・祝い酒を奮発しようと新潟の銘酒「八海山」にしました。
 買ってから気づいたのですが「八回3」とはなんて縁起のいい。

・3Ax2ではなく8Triple構成でしたね。
 真央の決断ならどちらでもいいと思っていましたが、実を言うと個人的にはできれば8Tripleの方がいいナ~とは思っていました(爆)。
 団体戦で1本跳ぶので「計3回」ってことでダメ? なんて。真央の挑戦対象が「計4回のオリンピック新記録」にならなくてよかった(笑)。

・認定こそされませんでしたけど、ソチでセカンド3Loを跳んだのは男子を含めても実は真央だけです。
 3F+3Lo、3Aに匹敵する挑戦だったんですね(今更でゴメンナサイ)。とてもキレイなコンビネーションでした。
 ちなみに刺されたけどGOEは0.00。つまりマイナスされてない。もうひとつ刺された2A+3TもGOEは+0.14。
 今期のURにおけるGOE減点目安は「-1か-2。最終GOEはマイナスでなくてよい」ですので、減点を上回るプラス要素があったということですね。
 ソチで加点付きURジャンプ跳んだのは男子も含めて真央だけですが、ジャッジ(演技審判)は文字通り“回転の不足以外”はとてもいいジャンプ、と判断した“珍しいUR判定”だったと言うことでしょう(笑)。
 ちなみに“URなのに不可解な加点”じゃないのは実際のジャンプを観れば明らかです(お手つきしたワケでもないですし)。

・確かに「エイト・トリプル成功」は不正確。「今期初めて3A認定」も間違い。
 でも、なんて言っていいのか難しいですよね。「エイト・トリプル着氷」「今期初めて出来栄え点付の3A認定」ってのもねぇ。
 ちなみに「着氷という言い方はスケートにはない」というような記事があるようですが、「テクニカルパネルハンドブック」や「価値尺度(SOV),難度レベル(LOD),GOE 採点のガイドライン」など見ても何度も「着氷」って単語が使われています。確かに成功失敗に関係ない用法ですので「“転ばなかったが認定されていない”という意味で使われることはない」と言いたいのかな?
 でも、“着氷しないジャンプ”はあり得ないので、「トリプルなんちゃら着氷」と言ったら「ISU的成功ではないけど転倒はしなかったんだな」的なイメージ持つのは普通の感性ではないかと。
 いずれにしろ何かいい用語ないですかね?

・冒頭ポエム部(笑)の「8Tripleとして昇華」は、記事リンク先に記した“8Triple構成”のことを指しており、また“昇華”はISU的に成功したという意味ではもちろんありません。
 単純なTES的価値だけで見ると、ソチ8位入賞までの選手中、アデリナ、カロ、GG、リプちん、アシュリーの5選手は「5種7回のトリプル」を跳んでいます(認定はさておき)。カロ以外は「5種7回のトリプル+2A」構成でした。つまりアクセルがダブルなことだけが「6種8回」じゃないワケです。
 しかしおそらく「3A」と「3+3(しかも3T+3Tとかじゃなく)」両方を組み込むこと…この時の2Aと3Aの差、またはセカンドのダブルとトリプルの差はとてつもなく大きな1回転なのでしょう。
 この価値は私自身言葉にできないものなのですが(無理にする必要もないと思いますけど)、事実ベースだけで言うなら「自分にしかできない高みに挑戦」し「ISU的には成功ではないかも知れないが真央の目標としては達成」したということかな。
 真央の歓喜は紛れもなく本物ですし、真央は自分の演技に対する自分の評価を偽れる人じゃないですから。
 真の価値はさらに深いものがあると感じています。たぶん「フィギュアスケート」を超えたところにそれはある。

・真央が「記録よりも記憶に残る選手」というのは不正確。「記録にも残る以上に記憶に残る選手」です(笑)。

・「たられば」はないから、SPが成功してたら・最終グループだったらあの滑りだったかどうかは判りません。
 確かにその通り。
 もしかしたらSP成功で勢いに乗り、最終グループの緊張感をパワーに変えてもっと凄い演技したかもしれませんもんね(爆)。

・たまにプロサッカーやプロ野球などと同じ観点でのご意見を見かけますが、プロとアマは区別して語るべきでしょう。ISUフィギュアはアマチュア競技です。
 ジャッジもですね。フィギュアのジャッジ(演技審判)はプロじゃないですから。また、テクニカルパネルとジャッジも区別して考えないとダメですよね。

・「順位の妥当性」と「採点の妥当性」は区別して語るべきです。
 例え順位が妥当でも、どんな点差だったのかは無視できるものではありません。特にPCSは事実上、その選手の固定的評価になりますので。どうせ順位は変わらないからいいじゃんかとは言えません。

・真央がメダルのことを言い出したのは代表になってから。代表になったから、です。
 そもそもメディアが「悲願の金」というのは不正確だと思います。「バンクーバーでは演技よりメダルだったけど今はメダルより自分の演技」ってずっと言ってますもんね。代表になったからその責任においてメダルのことも語り出したのだと思います。それでも「一番いい色」と表現して、メダルを第一義にしないようにしてたのだと思っています。

・「戦略ミス」とかって趣旨の記事もたまにありますが、意味不明です。
 短期的なハナシなら、今更3Aを2Aにしても勝てるワケではありませんし。長期的にも、リスキーな3Aを早くにやめてればなんてクソくらえな論でしょう。
 そもそも以下に添付した今期グランプリシリーズ戦績表を見ても、例え3AのURなどを取られたりしても勝てるプログラムですし実行力でした(VSヨナ想定は除く。詳細は上記リンク「やりきって~」記事参照)。五輪ではライバルたちがグイッと上がってくる可能性はありましたが、それは真央だって同じ条件のハズでした(以下バンクーバー参照)。
 「戦略的」にも決して無茶無謀な挑戦だったとは思えません。

 プロかアマかにも関係すると思いますが、真央は自分の演技をソチの舞台で完成させることがメダルよりやりたかったことなのです。そしてそれは勝利を目指すこととイコールですから何も問題ないでしょう。
 問題があるとするならそのリスクレベルの是非ですが、無難に銅狙い? 勝負して金狙い? 真央に前者はなかった(技術的にもこころざし的にも)ワケですが、それはアスリートに対して非難すべき点なのでしょうか。
 アマ競技ですから、勝つことが全てかも知れないプロとは価値観違っていいでしょう。逆にアマでも「自分のやりたいことよりも勝つことを優先する」という価値観があってもいいでしょう。さらに逆に例えプロでも、敬遠するときに泣いてた投手いましたよね。
 少なくとも第三者がどうこう言えることではないと思います。

 「公費を使ってるんだから個人の価値観よりメダルだ」なんてのは屁理屈でしょう。公費を使う五輪運営システムは選手が望んで決まったものではないですし、“五輪だけ”が競技生活じゃありませんし。
 ていうか、少なくとも真央については、公費を払った国民の多くが喜ぶ結果を残してくれたんだから何も問題ないっしょ(当然不満な人もいるでしょうけど公的なものは何にしても100%じゃないのは仕方ないことです)。

・次の目玉選手がいないってJSFの育成のせいにするのはどうかと。
 この数年間が凄すぎたと考えるべきではないでしょうか。
 そもそも、「強い選手」ではなく「目玉選手=スター」はJSFが育成できるものじゃないですよね。

・帰国直後の外国特派員協会での会見(*)にて。
 日韓関係のことなんて聞くなよ。政治とスポーツを絡めちゃダメでしょ。

・同会見にて。森氏が五輪会長なのがどうとか聞くなよ。
 そもそも断片的な情報しか持ってなかっただろうから正確な返事できるハズがありません。「必ず転ぶ」は失言ですが、一応真央を気遣った内容のようであることなど(すごく解りにくいですが)、正確な発言内容知っていればまた答えは違ったと思います。
 ちなみに、森発言の真の問題は真央に関する配慮を欠いた言い回しよりも、団体戦に関する「最初から負けると判っていたのだから真央を出す必要はなかった(つまりチームとして手を抜け)」という論調と、リード兄弟について「オリンピックに出る力量ではなかったが日本に帰化させた」という点でしょう(フィギュア以外でもかなり疑問な発言してるみたいですが)。
 団体戦は、今回のルールにおいて日本チームの全力を尽くすならあの人選しかなかったと思っています。予選を突破するためには男女シングルはSPにエース投入しかないでしょう。
 念のためですが、今回の団体戦を肯定しているワケではありません。ルールも日程もまるで気に入りませんが(最初っから)。やっぱり個人戦に影響しちゃったと思いますし。

・同会見にて。「ハーフハーフ」はわざとじゃないかナ。
 しつこく「パーセンテージで」と問われて「50パ…」と言いかけて言い直した回答ですから。よりボカしたかったのでしょう。“くらい”も付けてますし。ビールだってきっちり半分じゃないですよね。「50:50が正しいのに」とかって言うのは当たっていないと思います。

*:http://blogos.com/article/81092/

   ←上記記者会見の内容だそうな。こんな商品あるんですね。


 ということで。以下、野暮なオマケです。



■「ISUジャッジングシステム」の摩訶不思議

 しかし女子は、上位がこぞって「ほえ~」っていう点でした。ハッキリ言って違和感ありまくりです。
 ぶっちゃけ女子でヨナ以外の採点結果にこれだけ違和感感じたのはほとんど初めてです。
 ユーロ結果と団体戦リプちん(とプルプル)の得点を見て予想していた以上の結果となりました(苦笑)。

  金 :アデリナ SP74.64 FS149.95 Total224.59
  銀 :ヨナ   SP74.92 FS144.19 Total219.11
  銅 :カロ   SP74.12 FS142.61 Total216.73
 4位:GG   SP68.63 FS136.90 Total205.53
 5位:リプちん SP65.23 FS135.34 Total200.57
 6位:真央   SP55.51 FS142.71 Total198.22

 もちろん違和感はあくまでも個人の主観として、です。ISUも主観で付けてますから仕方ないですよね(笑)。

 4年前、バンクーバー結果トリノ結果のモンモンに耐えられずいろいろ考えて記しました。ソチ結果についても違和感あるのですから同じような観点で記しておかないとズルい気がするので一応書いてみます。
 ただし、今回の違和感は真央の順位に関係ないので若干モヤモヤはしますがモンモンとはしてません(笑)。ゲンキンですが仕方ない。
 ですのでカンタンに。

 念のためですが、あくまでも「その演技に対する採点結果=絶対的得点の妥当性」の話であって選手がどうこうではありません。相対的な順位としては、アデリナとカロのメダルに文句はないですし、真央がメダル獲れなかったのも文句ないです。
 そもそもアデリナもカロもリプちんもGGもアシュリーも好きですもん。

・男子なみ?
 実効的な意味がある比較なワケではありませんが、例によってアデリナのPCS係数を変更すると

 SP:39.09+(35.55/0.8x1.0)=83.53
 FS:75.54+(74.41/1.6x2.0)=168.55

 合計252.08。要素がひとつ少ないことを勘案すると銅のテンちゃんの255.10とほぼ匹敵するかな。銀のPチャンは275.62なのでそれ以上は無理でしょう。現在、ゆづるんとPチャンは男子の中でも得点的には飛び抜けてるのでさすがに届きませんが、4Tも決めているテンちゃんに匹敵するとなると、やっぱり出し過ぎだと思います。
 まあ、ヨナが“優勝しちゃったバンクーバーよりはマシ”かな。
 「男女別?」についての見解はこちら

 ちなみに今回は“SSのPチャン超え”は誰もできませんでした。

・GOEランキング(FSにて)
 バンクーバーではヨナが男女合わせても2位以下を寄せ付けず(17.40。2位はライサの9.64)ぶっちぎった件です。
 今回のGOEの男女混成ランキングを以下に記します(有力選手を中心にざっと見たのでもしかしたらモレあるかも知れませんが)。

 1位 アデリナ   14.11
 2位 ヨナ     12.20
 3位 カロ     10.39
 4位 アボ     10.24
 5位 ナンデスくん 10.12
 6位 GG      8.93
 7位 ハンヤンくん  8.89
 8位 テンちゃん   8.30
 9位 大輔      6.92
 10位 真央      6.69
 11位 ゆづるん    6.19
 12位 Pチャン    5.82
 13位 リプちん    5.28

 少なくともアデリナがひとりでぶっちぎってる状態ではないので、これも“バンクーバーよりはマシ”と言えるでしょうか。
 しかし、女子の方が要素が少ないのですから、やっぱり女子の上位はGOE出し過ぎと言っていいのでは。ただ、今回は男子が崩れてしまったのでヨクワカラナクなっちゃってますが。

・PCS暴発
 一方、やっぱりPCSは暴発したような。
 「若手がベテラン実力者と同等どころか上回るなんて」という意見があります。確かに、真央が70弱でアデリナが74.4、リプちんが70っていうのはどうなんでしょうと思ってしまいますね。
 そこで、当の真央がデビューした時はどうだったのかを表にしてみました。真央がシニアデビューした05-06シーズンの真央とスルツカヤと荒川さんのFSです。

05-06シーズン変遷

#念のためですが、Deductionは無視していますのでTESとPCSを合計しても得点にならない場合があります。
 TESとその内訳としてのB.V.とGOEは、演技のデキの参考情報として付けています。
 以下の表も同じ。

 これを見ると、ジュニア上がりがいきなりシニアトップ級に肉薄するPCSを出すことはあるようです。ただ、真央事例では“超えた”というレベルではないと思いますが。真央のPCSはデビュー戦から順調に上がり、ついに強烈なTESと相まってGPFで優勝しちゃったワケですね。が、それでも上昇したのは“シーズン通して段階的に5.5点ほど”です。

 さて、ソチ上位陣の今シーズンの変遷はどうでしょう。
13-14シーズン変遷(団体戦付き)

 やっぱねぇ… アデリナとリプちん、カロのユーロ以降(ソチ結果はユーロとセットで見るべきだと思っています)の急上昇はちょっと… カロはベテラン実力者ですから上昇幅も絶対値もまぁ「あるかも?」なカンジですけど、アデリナとリプちんはそこまで“PCS的に”良くなったのかと言われると困ります。ユーロはTES的にも“カンペキ”だったワケでもないですし(*)。

*:http://www.isuresults.com/results/ec2014/ec2014_Ladies_FS_Scores.pdf

 ただ、カロにはプログラム変わってる影響も考えられますね。参考までですが、同じ「ボレロ」だった12-13シーズンのユーロでは70.28&世界選手権では70.69ですから、「プログラム自体の実力」とみることは可能かも知れません。
 8年前の真央の場合は「デビュー直後の様子見もあり、段階的に認められた」とみることもできますが、アデリナもリプちんも実績十分(シニア初シーズンではない)ですから、今回そのロジック適用は無理でしょう。

 「ニカゲツクライデイキナリジョウズニナレルモノナノデスカふぃぎゅあすけーとッテ」

 …あ、なんかヘンになっちゃった(苦笑)。だって「絶対評価」なんですよねぇ? 「絶対評価」なら、ある選手の得点経緯は(同シーズンなら)相対比較できるハズです(*)。“整合”もしてるんでしょうし。PCSって不思議ダナー

*:逆かな? 「少なくとも同シーズンなら相対比較できないとおかしい。少なくとも比較に意味はあるハズ。もし出来ない・意味がないならそれはシステム瑕疵」と言った方がいいかな。

 「そうだよ、いきなりすげー上手くなったんだよ。伸び盛りの選手にはそういうこともあるんだよ。30~40年もジャッジやってると判るんだよね。素人にはワカンナイだろうけど」とかISU会長に言われちゃったみたい(*)なのでそれまでですけどね(爆)。
 ちなみにこの解説(?)も絶対評価であることに基づくものだと思います。大会ごとに違うなら「今大会はそういう基準だっただけだ」と言えばいいだけのことですから。

*:http://www.nikkansports.com/sochi2014/figureskate/news/p-sochi-tp0-20140224-1261961.html

 …気を取り直して。では前回オリンピックシーズンにおけるメダリストの変遷はどうでしょう。

09-10シーズン変遷

 五輪だけみんなシーズンベストより5~6点お祭りになってたカンジですかね?
 PCSについてだけ、かつ、このシーズンに限ってのハナシですが。

・ミッシング・リンク
 以上、女子上位のGOEとPCSは今期の得点状況と実際の演技からして“出し過ぎ”と感じます。

 だってグランプリシリーズとユーロ以降が繋がってないんだもん。

 URやエッジエラーといったテクニカル判定についてはパスです。これらもテクニカルパネル個々の裁量(非公開)ですから、辛い甘いを語ってもあんまり意味ないので。
 ていうか、今回は特に“無粋”な気がしちゃって。

 バンクーバー結果を見ても、上位選手には「五輪ボーナス」みたいなのがある気がします(でもアシュリーは仲間ハズレ?)。カロの上昇分はその範囲に収まってる気がしますが、アデリナはさらにホームアドバンテージを加えてもちょっと出し過ぎじゃないかと(冒頭に書いた通り演技の素晴らしさには全く異論ありません)。
 ということで、個人的には、今回ISUは、

・アデリナFSはTESとPCSで5点づつくらい出し過ぎ
・ヨナFSはTESとPCSで7点づつくらい出し過ぎ(今期の参考戦績はありませんが)
・カロはSPもFSも変えちゃったからシーズン変遷が参考にならないけど… 若干出し過ぎ?
・GGのFSもちょっとどうかな。確かに良かったけど… 五輪ボーナスの範囲かナ?
・同じアメリカ勢でもアシュリーには出さねー ていうか何故か一人だけ非五輪モード?
・ミスして沈んだのであまり目立たないけどリプちんFSも若干出し過ぎ
・SPも、ヨナは出し過ぎ、アデリナはちょっと出し過ぎ、カロは出し過ぎかも?(微妙…)

じゃないの? と感じています。だって「絶対評価」なんでしょう?(あ、繰り返しちゃった)

 残念ながら、最終グループ(のユーロ組)だけは絶対評価じゃなくてヨナをベンチマークとして相対値出したって見ると一番シックリきちゃって悲しい。もちろん確証なんかありませんけど。

 逆に、真央については少なくともFSのPCSが2点は低いんじゃないかナ~ TESも微妙ですが、特にPCSは他選手と比較するとそう感じます。素人ですけど。ていうか今回は玄人の方も多くが低いと仰ってますよね。ただし「滑走順が~」なんて理由にならないのは言うまでもありません。「今のジャッジングとはそういうもの。最終グループに入れなかったのが悪い」と言われればそれまでですけど、納得できる言われ方じゃないですね。

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 結局、iISUジャッジングシステムについて考えた記事に記した通り
「採点は(整合された上での)主観」
であって原則
「ウツクシサや感動は点にならない」

「SP失敗の印象あったり滑走順が早いと抑えられることもある(抑えられないこともある)」
んだけど逆に
「勢いとかホームアドバンテージとか最終グループのプレッシャーの中よく頑張ったご褒美とか謎な要素がドバッと点になることもある(ならないこともある)」
ということで、
「充分に正当とは思えない」
理由となりえる明確な事例を増やしたに過ぎないのかな。


 以上、ISUの価値観に対する個人的な主観のおハナシでした。
 ISUも、やましいところがないなら試合後採点総括くらいのコメント出すべきじゃないのかと思います。
 なんで今回はこんなにPCSが上がったのかとか、何故GOEがこれだけ付いたのかとか、本当に知りたいよ。

 そういうのがないなら、やっぱ見切りたくもなるわなこれ。ホントは見切っちゃダメなんだろうけど…選手のこと考えたら。
 この「選手を質に取られてる」ような感覚、なんとかしてくれませんかISUさん。

 ああもう。
 でも、ホントにありがとうございました。真央、そして全力で五輪に挑戦して素晴らしい演技を観せてくれた選手の皆さん!


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