6コア・パワーオーディオに転身

15/05/23初稿

 ≪foobar2000≫の挙動UDA-1の特性などにつき、メインPCの「GA-Z68X-UD3H-B3 & Core i7-2600K」自作機でいろいろ実験してました。
 その中で、

「PC側でPCM→DSD変換することで、UDA-1をアナログFIRフィルタとしてのみ=DSDストリームアナログ化のためのアナログLPFとしてのみ使う」

鳴らし方はとても魅力的に聴こえました。中でもDSD256(11.2MHz)は別格で、DSD128とDSD256では明らかな違いが感じられました(曲終了時など低音量時のフロアノイズが変質したと思われるしょわしょわノイズが増えちゃう点は気にはなりますが)。

 リアルタイムPCM→DSD変換再生しようとすると、現在のE-350ベースAudio用PCではパフォーマンスが絶対的に足りませんのでプラットフォーム変更が必要です。
 また、USB-DACをUSB-I/Fで接続する必要がありますが、それにはUSB3.0拡張カードが有効そうです。
 また、ハイレゾマルチのためHDMI-Audioもできるようにしておきたいのですが、先に「Audio用HDMI(画面は黒)と操作画面は独立したGfxエンジンで描画した方がよい」「CPU内蔵Gfxは使わない方がよい」と考えました。つまりGfxカード2枚挿しです。

 Audio再生用PCで「新しくやってみたいこと」がこれだけ揃ったので、ケース新調を含めた“全面刷新”検討に入りました。

 以下、再生処理はすべて≪foobar2000≫にて。


 本稿はチューニング系の記事であり、事実としての理屈も客観的データもありませんから一般論にはなり得ません。
 「いぢくるリクツを思いついたのでやってみたらウチの環境ではこう聴こえた」ってお話です。


■DSD256変換をスタンバイする

 最初に。
 上記は「DSD256(フォーマット)がいい」という意味ではありません。DSD256ビットストリームをアナログLPFするだけの再生音が魅力的という意味です。
 挙動を調べた結果、UDA-1は

・DSDストリームを無加工でDACチップたるPCM1795に入れている
・PCM1795は確かにDSDストリームをアナログLPF(アナログFIRフィルタ)処理だけでアナログ化している

と判断しましたが、DSDデータを受けても内部でPCM変換するようなDACチップ(変換してDACチップに渡すユニット)もありますので、そういった機器では事情が異なるでしょう。
 そもそもDSD256はUDA-1仕様外っていうのはさておき(笑)。


 さて、≪foobar2000≫によるリアルタイムPCM→DSD256変換再生(将来的にはDSD512も?)を安定的に動かすにはどのくらいのCPUパフォーマンスが必要なのでしょうか。PentiumやCeleronでもイケるのか、Coreクラスが必要なのか、はたまたスレッド数はいくつ以上必要?

・タブレットで挑戦
 これまで使っていたのは「性能落としても安く低消費電力にする」カテゴリのCPU、AMD製E-350です。
 このカテゴリもどんどん進化していますので、最近の当該カテゴリCPUでもやっぱりダメなのかは気になるところです。例えばAtomでもBayTrail世代からはCPUパフォーマンスかなり上がっていますので。
 幸いタブレットのmiix2が手元にありますのでこれで試してみました。AtomZ3740(BayTrail)、4コア4スレッド/1.33GHz(バースト時1.86GHz)です。

 結果、PCM→DSD変換再生はキツかったです。SoXのx4x2→DSD64でギリギリ? DSD128やDSD256だとチリチリノイズが入ります。
 CPU使用率は50%程度なので使い切ってるワケではありません。“何かが間に合わない”模様。なんだか、単純なデータ変換処理能力だけの問題ではないような気がしました。システム全体のパフォーマンスというか…
 OSが32bitですけれどそれは決定的に効いてないと判断しています。

 16/04/30追記:いろいろ条件異なりますがCeleron847(2コア2スレッド/1.1GHz)で試したところ、SoXのx2x2x2x2x2→DSD256(TypeD:FP64)で88%くらいでした(クロックはフルスピード張り付き)。ノイズは無いようです。OSはWindows10(64bit)です。

・メインPCでシミュレーション
 いずれにしろ、新システムは「低消費電力系」ではなく「デスクトップ系」カテゴリのCPUで組む必要があると判断しました。ですが、デスクトップ系といっても選択肢はピンキリです。一体どのくらいのパフォーマンスが必要なのでしょう?
 そこで、メインPCのBIOS(正しくはUEFIですが。以下同)設定を変更することでCPUパフォーマンスを上げ下げして必要性能の見極めを実施しました。汎用的に使っていますのでAudioに無関係なプロセスも大量に走っていますが、それによって不利になる分はマージンとみなしています。
 1644WAV音源をResampler-V(SoX)でx4してからTypeB(FP32)でDSD256変換。Z68内蔵USB経由でUDA-1を鳴らしてHD700でモニタリングです。CPU状態がBIOS設定状態になっているかは≪CPU-Z 1.71.1≫で確認しながら実施。

 闇雲に設定しても意味ありませんので、まず最廉価CPUの可能性を確認するための“仮想Pentium”で試しました。
 2.8GHz/2コア/2スレッド(当然TurboBoostもDisable。以下同じ)設定です。

 これでも変換自体はイケそうでした。

 しかし、何回か確認しているうちに「なんだか2600K定格と音質が違う」ような気がしてきました。
 実はUSB負荷比較した時にもそんな気がしていたのですが、主旨ではないこともありスルーしてたんですよね。
 が、これはもしかして? と、さらにいろんな設定で聴き比べてみました。
 結果、最低設定の1.6GHz/2コア/2スレッド(*)より定格の3.4GHz/4コア/8スレッドの方が好ましい音がするのです。チリチリなどのノイズのハナシではなく、です。

*:USB割り込み負荷記事でも記しましたが、1コア/1スレッドにするとDSD変換だけでパフォーマンス使い切ってしまうので。

 そこで、さらにいろいろなクロックやコア数(スレッド数)の組み合せで比較してみたところ、概ね、クロックよりもコア数(スレッド数)が効いているように聴こえました。例えば、3.4GHz/2コア/2スレッドより1.6GHz/4コア/8スレッドの方が好ましいのです。

 ただし「DSD256再生では」です。DSD128以下では差は気になりませんでした。

 もちろん本当かどうか判りません。もし本当だとしても正確な理由など解るハズもありません。
 しかし、USBコントローラやドライバによって割り込み負荷が大きく変わるのは事実です。USB割り込み負荷が低い方が好ましいとするなら、CPUパフォーマンスが高い方が当然負荷は下がるでしょう。また、割り込みをスムーズに処理する(処理待ちを短くする)ためには同時処理可能スレッド数が多い方がいいのかも知れません。割り込み処理のために“すぐ使える”スレッドが空いてる確率が上がるのではと。

 「CPUパフォーマンスは高い方がよい」「特にスレッド数が多い方がよい」可能性があるのではないかという気がしてきました。そういえば、以前コア数と音質について考えたことがありましたが、その記事にも「シングルより8スレッドの方が好ましい」という感想を記しています。
 ていうか、こうなってしまうと、「DSD256変換再生するなら実験に使ったCore i7-2600K以上のシステムでないと実験結果感じた良さを担保できない」ということです(笑)。もちろんウチでの勝手な判断ですけれど。

・コンセプトチェンジ
 これまではAuido再生用PCについて

「Audio再生においてCPUパワーは有り余ってる」
「なので、余計なノイズ発生を抑えるため低クロック=低消費電力のCPUが望ましい」

と思っていました。
 しかし、特にDSD256クラスのコンバート動作やデータ転送を行う場合、「CPUパワーはあった方が有利」というリクツもあるのではないかと思えてきました。とりあえずはUSB-Audioの場合限定ですが。

 演算能力そのものというより「USBコントローラへのデータ転送タイミングの安定化」ではないかと思っています。処理性能に余裕があれば割り込みを即時処理できるでしょうから、USBコントローラとのI/F動作周期が安定する=回路動作の変動が減るのが好ましい、というカンジでしょうか?
 「原則データ転送するだけ」のWAV再生とは異なりDSD256変換再生ではデータ変換処理にもしかるべき負荷かかりますので、もちろん結果的に演算能力も「割り込み処理周期安定化」に効いてくるでしょう。
 「クロックよりスレッド」が効いているようなのも、転送要求に対する即応能力に有利なためではないかと勝手に想像しています。

 しかし、“従来の常識(?)”的には、Audio用PCにデスクトップカテゴリ高性能CPUなんてあり得ないですよね。
 ですが、そもそも「低性能CPUが望ましい」のは「低消費電力にしたいため」であって、「低消費電力にしたい」のは「低ノイズ化したい」からです。
 つまり、本来の目的は低性能のCPUにすることではなく低ノイズ化です。「CPUパワー」はあって困るものではありません。ていうかデメリットがないならあった方がいいでしょう。
 そもそも低性能=低ノイズも「どうせ要らない性能なら」という条件付きで「だったらなるべく低い方がいい“ハズ”」という考え方だと思いますし。

 ここでPCの世界を改めてみてみますと、ハイパフォーマンスシステム、特にオーバークロックやゲーミングなどを目的としたハイエンド系M/Bでは、安定動作のためミドルクラスや廉価版とは違った設計が施されています。例えばOC性能向上には電源やメモリアクセスの安定性が求めらるため、CPU電源回路のフェーズ数が多かったりPWBが6層や8層といった贅沢な設計になっていたりします。
 つまり、“フツーの廉価版やミドルレンジ”ではなく“OCやGaming用”のM/Bなら、システム全体の低ノイズ性において「低消費電力CPUシステムに勝るとも劣らない」可能性もあるのではないでしょうか。

 PSUにしても、高出力仕様の方がノイズが大きいとは限りません。高出力でも高級品なら優れた電源品質を持っている可能性もあるワケです。さらに言うと、同じ電力を使うなら“物量”という点で高出力製品の方が有利かも知れません。


 PCMデータをアナログ音声にするまでにやるべきことは決まっています。
 ざっくり言うと、イマドキのシステムでは次のような処理しています。

step1.ストレージから読み出し
step2.アップサンプリング(=オーバーサンプリングデジタルフィルタ)によるイメージングノイズ除去
step3.PCM→ΔΣ変換
step4.ΔΣストリームをアナログフィルタ(LPF)でアナログ化

 言うまでもありませんが、step2~step3は純然たるデジタル信号処理です。
 やるべきことをどこでどのようにやるかを変えれば音質は変わるでしょう。そして、PC-Audioは“どこでどのようにやるかを変える自由度が大きい”のが特長です。
 “自由自在”とまでは言えないまでも。

 消費電力やノイズについては、「アナログ化するところでいかに良質な信号を得るか」から逆算するコンセプトで「再生システム全体」として考えるべきではないか、という気がしてきました。
 例えば、アップサンプリングやΔΣ変換をPCでやるのとDACでやるのでは、その信号処理精度はさておき、どちらが低ノイズ…というか“アナログ化回路に優しい”のでしょう?
 24bit192kHz対応DACチップでの24192WAVデータの再生を考えると、前者は

「まだまだ余裕のハイパフォーマンスPC → まるで余裕のDAC」 状態ですが、後者は
「まるで余裕のハイパフォーマンスPC → 最大スペックでフル回転のDAC」 となりますよね。

 また、例えばもしイコライジングするなら、専用のハードウェアをカマすのとPCでソフト処理してから送り出すのとでは、システム全体でみた時どちらの方が悪影響少なくて済むのでしょう?
 さらに、音源データをPCローカルストレージに持つのとHUBや無線LANを介しEthernetの向こう側にNASで持つのとでは、どちらが…?


 ハイパフォーマンスシステムでいってみようと思います。


■Audio用PC変更

・新システム選定
 ということで、新システム選定のポイントは以下となりました。

・2スロット占有型Gfxカード1枚を含むGfxカードが2枚挿せる
・USB3.0カード(PP2U-E)が挿せる
・できればAudio用GfxカードとUSB3.0カードはCPU直出しPCIeに挿せる
・できればNo-PCIeを挿せる
・できればNo-PCIを挿せる
・できればPCIがあってSE-90PCIなどが挿せる
・できればPS/2ポートがある
・スレッド数が多いCPU
・演算性能が高いCPU

 つまり、PCIeが3、PCIが1以上は欲しいということです。GfxカードはHD7750とHD5450を想定しますので、HD7750のヒートシンクで潰すスロットも必要です。PCIは、まあ「無いよりいいかな」くらいですけれど。

 スレッド数が効いてると仮定していますので、できるだけそれが多いCPUにしたいです。
 となるとAMD製よりIntel製がいいでしょう。最近のAMDアークテクチャではコア間でFPUを兼用してたりしますし(*)、流石にあんまり熱いのは避けたいですし。

*:高性能プレーヤソフトの演算はFloatingPointでしょうから、FPU数=コア数と考えた方がいいでしょう。

 Intelの中でもPentiumやCeleronは除外されます。Core i3もリアルコアが2個しかありませんので微妙です。
 しかし、4コア4スレッドのCore i5はスレッド/コストのパフォーマンスがあまりよくありません。
 といって4コア8スレッドのCore i7は高いです。

 などといろいろ比較しているうち、「…LGA2011もアリではないか?」と思えてきました。
 LGA2011v3のX99では現時点ではC/Pが最悪のDDR4を新調しなくてはなりませんが、LGA2011なら手持ちから流用可能なDDR3ですし、CPUも例えば「6コア12スレッド」のCore i7-3930Kの中古がLGA1150の新品Core i7-4790(4コア8スレッド)より安価なためです。
 CPU直だしのPCIeレーンもたっぷり40レーンあります(LGA1150は16レーン)。今回使わない方針の内蔵Gfxもないので、出てくるPCIeレーンはCPU内部コアには接続されていないハズであろうことや、バックパネルI/Oに要らないGfx系がないことも気持ちいいです。



http://ark.intel.com/ja/products/63697/Intel-Core-i7-3930K-Processor-12M-Cache-up-to-3_80-GHz

 LGA2011が候補になるとは自分でも意外(笑)でしたが、

 「パワーこそ正義」「スレッド数重視」のコンセプトでやるなら、これまでとは真逆にとことん振ってみるものいいかも?
 いや、流石にやり過ぎ?
 でも、どうせ「省電力系CPU」じゃダメという“スレッシュを超えて”「デスクトップ系CPU」にせざるを得ないなら、中途半端に廉価版や普及版にするより電源回路品質などの点でいいのでは?
 もしダメだったらメインPC代替えとして使えばいいんじゃないか?

 …などと悩んでいたら展示品処分のLGA2011マザーボードに出会ってしまったので決定(笑)。
        GIGABYTE intel X79 LGA2011 ATX DDR3 4ch,4DIMM 4way SLI/CrossFire RealtekALC898 8chDloby DualUEFI 3DBIOS GA-X79-UD3
GIGABYTE intel X79 LGA2011 ATX DDR3 4ch,4DIMM 4way SLI/CrossFire RealtekALC898 8chDloby DualUEFI 3DBIOS GA-X79-UD3

http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4050#ov

 GA-E350N-USB3の時にも注目した「UltraDurable3」の2オンス銅ですし。
 PWBを観察するにおそらく6層ですし(QuadChなので4層は普通無理)。
 CPU電源は8フェーズで「日本製コンデンサ搭載」だそうですし。
 よく知らないですが、OCクロック世界記録達成マシンに使われてたらしいですし。
 メモリチャンネル数は欲しいですが容量は要らないので、空きスロットが信号波形を乱すのはイヤですから1slot/chは願ったり叶ったりですし。

・新システム構成
 ということで、以下、新Audio用PCの全貌です。

・CPU・・・Core i7-3930K 3.2GHz 6コア12スレッド
・M/B・・・GIGABYTE製GA-X79-UD3
・メモリ・・・E-350システムでも使ってたADATAの4GBを流用
       「パワーこそ正義」コンセプトに基づき、使わずにいた1枚を足して8GBデュアルアクセスに
・PSU・・・SeaSonic製SS-400FL(ファンレス)
      E-350システムに投入した時にはあんまりよくなったのを復活
・CPUクーラー・・・CoolerMaster製Hyper212EVO
・ストレージ・・・E-350システムでも使ってたTOSHIBA製CSSD-S6T512NHG6Qを流用
・ケース・・・Abee製smartP06
・OS・・・Windows8.1 update1 x64

 スロットの使い方は以下の通り。

・slot0:PCIe x16 PP2U-E  CPUに一番近いところに配置
・slot1:PCIe x1 NO-PCI Express
・slot2:PCIe x8 HD7750  HDMI-Audio専用I/Fとして
・slot3:PCIe x1 HD7750のヒートシンク
・slot4:PCIe x8 空き
・slot5:PCI   NO-PCI
・slot6:PCIe x8 HD5450  操作画面用として

*:x1以外はCPU直だしPCIeレーン
*:slot4はslot6を使わなければx16

 BIOSやOSの高速起動関連機能はオフした方がいいでしょう。ハードであれOSであれ、毎回フルリセットした方がいいと思いますので。ちょっと早く起動するより気持ち的にもメリットあると思います。

 メモリはDDR3-1600設定(BCLK100MHzの16倍。PLLは整数倍が気持ちいいので。2の4乗ですし)。1.20Vで安定して動いています。

 使わないオンボードデバイスはDisable。LANもです(もちろんケーブルも繋ぎません)。チップセット内蔵USB2.0もDisableしちゃいました。ふたつあるオンボUSB3.0チップもリア側はDisable。K/BなどのUIFはフロント側チップのポートに接続。BIOS画面出せます。いざとなればPS/2ポートもありますしね。
 さらに、デバマネのUSBルートハブプロパティでRenesasもFrescoも「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフできるようにする」のチェックを外してみました。Audio再生中に電力節約することはないので。
 良くなったような悪くなったような? 省電力系の設定は微妙っすね。

・ファン
 CPUクーラーとケースリアに120mmFANを投入しています。
 「オーディオ用PCはファンレスにすべき」という一般論(?)に逆らってるワケですが、そもそもファンレスにする理由は何でしょう?
 「騒音」だとすると、実は6コアCPUでも気にならない程度に抑えられますので実はあまり問題になりません。
 「振動」でしょうか? が、大型の低速FANなんてすごく穏やかに回りますから、影響は想像しにくいです。そもそもスピーカ再生音による振動の方がデカイような気がしますし。
 あるとすると「12V電源を汚染する」という可能性の方が大きい気がします(イメージです)。だとすると、PWMや電圧制御こそ“もってのほか”なのかも知れません。FANレスにしたらよくなったという場合、この可能性も考えた方がいいかも知れません。
 詳細は「FANコントロール」項をご覧ください。

 ということで、当初は普通にM/B上のコネクタに接続していましたが、「ファンコンレス」のためPSUのペリフェラル電源からの直接給電に変更しました。もちろん常時定格回転になりますので、定格でも冷えて五月蝿くないFANを選定。
 「だからFANレスにすべきなんじゃん」と言われそうですが、電子回路は概ね高温の方がノイジーになりますから無理せず冷やした方がいいような気がしています。

・電源と消費電力と騒音
 PSUはファンレスですので当然無音(まあ、Audio再生ならセミファンレス方式でもFANは回らないと思いますが)。CPUクーラーを下から上への縦エアフローで装着してPSUに風を当てるようにしています。そうして押し出されたPSUの排気はほんのり暖かい程度。もちろんCPUもちゃんと冷えています。

 120mmのケースFANとCPUクーラーFANはゆったり回っており気になるような騒音は聞こえません。生活雑音レベルで問題ないと思います。
 SS-400FLのケーブリングはフルモジュラー方式です。PP2U-Eペリフェラル電源ケーブリング、SSD電源ケーブリングはそれぞれ専用にしています。低ノイズで定評ある電源ではありますが、内部ケーブルにフェライトコア付けた方がよさそうです。

 さて、気になる消費電力ですが以下の通りとなりました。ワットチェッカにて。
 UDA-1による再生です。PCMはE-350システムとの比較を考慮し排他WASAPIにて。

・起動時  120W程度 瞬間最大180W
・アイドル  61W安定
・≪foobar2000≫起動時  71W
・x2x4→DSD256再生  64W
・x4PCM再生  62W
・x1PCM再生  62W

 DSD256変換に2Wくらい使ってるカンジでしょうか(データ量も増えてますが転送動作で電気増えてるとも思えないので)。
 HD7750を組み込んだE-350システムの電力は起動時60Wアイドル時55W程度でしたので流石に増えてますが、パフォーマンス/ワットで見ればかなり優秀でしょう。納得です。
 80PLUS GOLDたるSS-400FLの効率やHD7750の新ドライバによる省電力化も効いてるとは思いますが、Gfxカード2枚挿しで通常運転時60W程度なら“6コアCPU恐るるに足らず”ではないでしょうか。
 省電力動作Enableですので再生時のタスクマネージャ読みのクロックは1.3GHz程度ですが、忙しい瞬間には(表示されないだけで)クロック上がっているハズだと思います。

 もちろん電源関連はケアしています。PCの電源はCSE製TX-200でアイソレーション(TX-200にはACノイズフィルタをカマして壁コンに。壁コンは宅内アースではないアースに接続)。UDA-1にはCSE製RG-50でレギュレートしたACを入れています。

・音質
 PP2U-E経由UDA-1によるDSD256変換再生、おおむね実験段階に想像していた音質が得られました(仕様外ですけど(笑))。HDMI経由の音はまだキチンと聴いていませんが、E-350システムより劣化した印象はありません。いずれにしろDSD128や256のリアルタイム変換はE-350システムでは聴けなかった音ですので満足です。

 「DACユニットをアナログLPFとしてしか使わない」再生音は独特の“風合い”が得られます(特にDSD256において)。解像感がありながらキツさはなく、力強さはありますがメリハリもあります。録音の特徴(良し悪し・善し悪し)がそのまま出るように思います。

 一転してかなりのハイパワー&マルチファンクションなシステムになりましたが、今のところ、「消費電力が大きいCPUはやっぱりノイズが~」といったデメリットは感じていません。
 「パフォーマンスを気にせず、やろうと思ったことが概ね出来る」のは大きなメリットだと思います。


■履歴メモ

・16/11/12:ケースをWinDy製MT-PRO1250にしました。それに伴いケースファンはSANYO製SF8-S2(80mm/1300rpm/10dB)に変更。

・16/07/16:HD5450はパージしました。
・16/05/29:OSをWindows10Home x64にしました。
・16/02/07:CPUFANは、DIMMを4本にしたことに伴いノーマル仕様の横フローに付け替えました。ぶつかっちゅうので。
・16/02/27:メモリは同型を調達して4x4GBのクワドアクセスにしました。電圧は1.25Vになっちゃいましたが。


■GA-X79-UD3のクセ

 このマザボ、結構トラップありました。メジャーじゃないからですかね(苦笑)。

・入ってたBIOSバージョンF7ではQ-flashはエラーして使えず。OS入れて@BIOSを使ってF20にアップデート。
・TouchBIOSはマニュアルに載ってるけど非対応。
・マスターGfxにするスロットの表記と現物の対応がマニュアルと実機で違う。F20にて以下の通りだった。
   PCIe slot1  PCIEX16_1
   PCIe slot2  PCIEX8_1
   PCIe slot3  PCIEX8_1
   PCIe slot4  PCIEX16_2 & PCIEX8_2
 設定したスロットにGfxカード挿してないとBIOS画面が出なくなっちゃうから大変。
 PCIEX16_2とPCIEX8_2が被ってるのはPCIEX16をディバイドして使うスロットなためか? 両方挿すとどうなるかは不明。
・ウチの構成ではHD7750はHDMIではBIOS画面をマトモに出画できなかった。
・ウチの構成では高速起動設定すると再起動を繰り返すことあり。
・不明な通信デバイスはTPM。無理矢理ドライバ指定すればインストールできた。
・X79のPCIは実はネイティブ。
・BIOSで設定できる最低周波数は1.2GHz。2600Kの1.6GHzより低いのはコアが多い分クロックで省電力性能を稼ぐためか。
・オンボUSB3.0はFrescoLogic製2個。#1(無印)がフロントで#2がリア。
 エルミタージュ秋葉原レビュー記事(*)の写真説明ではFL1000-200となっているが実物はFL1009-200。

*:http://www.gdm.or.jp/archive/review/mb/gigabyte/GA-X79-UD3/index_01.html


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