Windows10:無償アップグレードいろいろインストール

16/06/12初稿

 X220へのインストールをきっかけにノリが出たので、手持ちPCでいろいろ調べてみました。それで判明したことを記しておきます(X220記事に追記していた内容を分離しました)。

 まずは「である」調にて。


■無償Windows10ライセンス実験:準備

 複数のシステム(M/B)に対して以下の条件で実施。

・ライセンス
・Windows7HomePremium(アップグレード版)・・・ファミリーパック(3ライセンス使える)
・Windows8・・・DSP(ハードとの紐づけなし版)
・Windows8Pro(アップグレード版)・・・リテールパッケージ
・Windows10(無償アップグレード版)・・・≪MediaCreationTool≫で作成のUSBメモリ
                         バージョン1511(15年11月から提供)
・メディアはサービスパックなしの発売当初版(運用経緯に8.1update化やサービスパックは省略)
・XP以外は64bit版

・実験方法
・すべてインストールUSBによる領域全解放または別ディスクへのクリーンインストール
・インストール時にMSアカウントは使わず(Z68のみ個別事情あり)

・略記
・上書きアップグレード=「⇒」
・クリーンインストール=「→」
・アップグレード=「UG」
・プロダクトキー=「PK」
・Windows7HomePremiumの“Premium”は省略する場合あり

・≪MediaCreationTool≫
 そのバージョンとそれで作成されるインストールメディアのOSバージョンは無関係。まあそうでしょう。
 16年5月下旬現在、「15/11/15版10.0.10586.0」でも「16/05/18版10.0.10586.117」でも、作成したインストールUSBからは「1511 10586.104」がインストールされ、暫くネットに繋いでおくと「1511 10586.318」になる。

 バージョン情報やBuildナンバは「通知>設定>システム」にある。System32の下にあるその名も≪winver.exe≫でも確認可能。

・インストールUSB
 Home/Proの別なく32/64bitの別のみ。4GBで足りる。
 FAT32。Win8のツールはNTFSだったのでUSBからはUEFIインストールできなかったが、今回は可能ということ。実際、以下の通りできた。
 Z68マシンで、UEFIブートに設定し、使っていたMBRディスクを領域全解放して再インストールしたら特に選択画面なくGPTディスクになっていた。
 2.2TB以上でなくても「物理パーティションは4個まで(*)」といった制約なくなるので、そろそろGPTインストール=UEFIブートもいいかも。逆に、MBRでインストールしたい場合は注意した方がいいかも。

*:4個目以降は4個目の物理パーティション内に作られる論理パーティションになるので物理パーティションは事実上3個まで。論理パーティションがあるとドライブレターの表示順とかで違和感が出ることあり。


■いろいろインストール

・その個体で認証したことないプロダクトキー入れて進めるとどうなるか
 & ベースライセンスで認証したことがない機体にUG版のPKだとどうなるか

 対象=自作X79マシン:Windows8ライセンス→8.1⇒10Homeで運用中
 使用PK=Windows7HomePremium(UG版)ファミリーパック

 ファミリーパックはすでに3個体以上認証実績があるが(もちろん同時稼働は3個以下)、この機体で使ったことはない。UGのベースとなるライセンスでも認証したことはない。
 つまりライセンス移動になるので普通なら電話認証になるハズ。

 やってみたらエディションは聞かれずHomeが認証済みで入った。電話認証なかったが、ある程度時間経過すると移動なのに電話認証ないことはこれまでもあったので“時効”と判断しておく。
 いずれにしても、「UGライセンスじゃダメ」「UG元のライセンスで認証してないとダメ」といったことはない模様。フェアユースを信頼して、と推察。まあ、DOS+Win3.1→Win95→Win98→WinXP→Win7→Win8なんてUGライセンスによる利用を証明させるのは事実上無理だが。
 万一本当はダメだとすると、「元ライセンスを保有しているUGライセンスであることを確認してこない=UGライセンスでインストール(UG)されたOS上からのUGはしていいがクリーンインストールは許さない」という変な仕様ということになる。それは、対象OSのインストールがなくてもWindows10化できるようにしたコンセプトとも矛盾する。

 この時点でWin8ライセンスは未使用状態になっているハズ。

 Audio用なのでLANコントローラをDisableしたら、「Windowsを認証するために、インターネットに接続してください」となった。以下のZ68でもそうなる。Enableにすればネットに繋がなくても認証済みになる模様。

・XP→7→8とUGしてきた機体はどのアップグレードライセンスで認証されるか
 & アップグレード過程でHomeからProにエディション変わっている機体ではどうなるか

 対象=自作Z68マシン:WindowsXP Proライセンス→7Home(UG版)→8Pro(UG版)⇒8.1Pro⇒10Pro(強制UGされた)で運用中
 使用PK=Windows8Pro(UG版),Windows7HomePremium(UG版)ファミリーパック

 X79の次に実施。
 強制UG時はWin8.1上でMSアカウントにサインインして使用していた。実験はローカルアカウントで行ったが、実験専用機体ではなくメインマシンなのでProで落ち着いた後MSアカウントによるサインインに変更している。
 まず、ひとつ戻ってWin8Pro(UG版)のPK入れてインストール。エディション聞かれずProが認証済みで入った。
 次に、SSDだけ変更してWin7Home(UG版)のPKでインストール。エディション聞かれずHomeが認証済みに。
 Win10Proに認証されたSSDに戻しても認証されたままで問題なし。
 Win8Pro(UG版)のPKだとPro、Win7Home(UG版)のPKだとHomeになったということは、それぞれのPKで改めて認証されているということ。
 このことから、このケースではWin7Home(UG版)かWin8Pro(UG版)どちらかを温存できると言える。後者はXPやVistaのライセンスでWin10化するためのブリッジに使える(*)。
 さらに、これは、上記X79においてWin7で認証された時点でWin8ライセンスは未使用状態になった証左と理解できる。

*:Win8のアップグレードパス:https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/jj203353.aspx

・UG対象OSが入ってるストレージを全解放してインストールするとプロダクトキーは必要か
 対象=自作E-350マシン:WindowsXP Homeライセンス→7Home(UG版)→8⇒8.1→Win10評価版
 使用PK=Windows8

 X79→Z68の次に実施。Win10評価版は入れていたが正式版はインストールしたことのない機体。
 まずはWin8PKでWin8.1updateをクリーンインストール。問題なく認証された。
 このことから、やはりX79で使っていたWin8ライセンスは未使用になっていたと理解できる。電話認証なかったが、これも時効によると理解しておく(1年以上ぶりに使うPK)。また、当然ではあるが、Win8として認証されたのだから「一度でもWin10化したライセンスは元OSとしての使用権を失効する」といったことはないとも言える。
 ちなみに、インストール作業メッセージの最後に「Windows10へのアップグレードをおすすめします」と出た。MSの必死さ凄い(苦笑)。
 次に、そのストレージを全解放、PK入れずにWin10をクリーンインストール。HomeかProか聞かれたのでダメかと思った(元ライセンスが何か覚えてないということなので)が、結局PK聞かれず選んだHomeで認証された。
 一度Win10化したマシンへの再インストールだけでなく、UG対象のOS領域を削除するクリーンインストールでもPK不要ということ。

 ちなみに、この後、別PKでWin10化したCeleron847システムの「プロダクトキーの変更」に当Win8PK入れたらネット認証された。これでWin8の権利は847での消費に変更され、つまりPKの移動はこの作業で行えると理解した。


■無償アップグレード権利の行方

・本当に移動できない特殊権利なのか
 一般的には、「無償アップグレード権はPK単体ではなくPK+特定ハードの組み合わせに対して発行されており、組み合わせるハードは電話でも変更できない」と言われていると思う。

 自作PCを使っているユーザーは注意が必要だ。自作PCでも、Windows 7/8.1ユーザーはもちろんWindows 10にアップグレードできる。しかし、大幅なパーツ変更を行うと、再アクティベーションを求められるケースがある。この場合、認証エラーが出ても電話でライセンス認証ができるとのこと。インターネット上では、「故障修理などで不可抗力の場合のみ、ライセンス認証できる」という情報が流れているが、パーツ交換でも対応に違いがなく電話認証が可能とのことだ。

 しかし、新しい自作PCを組み、OSを入れる場合、元のWindows 7/8.1のライセンスはもちろん有効だが、Windows 10にアップグレードすることはできないとのこと。この場合は購入するしかない。

出典:http://ascii.jp/elem/000/001/049/1049804/index-2.html

特に自作ユーザーは注意が必要だ。というのも、無償アップグレードのライセンスは、元のPCに対してのみ与えられるからだ。

 PCの構成(パーツ)を変更すると、別PCとみなされ、Windows 10がライセンス認証されていない状態になることがある。リテール版Windows 10の場合は別PCへの移行がライセンス的に認められているため、場合によってはライセンス窓口での電話認証が必要だが、継続利用できる。

 一方、無償アップグレード版についてはライセンスが元のPCに紐付けられており、構成変更が理由で認証が外れると、認証できなくなる。

出典:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1005202.html

 これは、例えて言うと「購入したWin7や8のPKはそれとして使う場合はリテールライセンス(ユーザに付く)だが、Win10としてはOEMライセンス(特定ハードに付く)とみなす」ようなもの。「リテール権利買ったのにOEM権利にダウングレードされちゃうのか」という違和感がある。
 また、「タダじゃないなら要らない」と、認証されなくなったら元ライセンス(Win7など)に戻すケースが出てくるだろうから、Win10を普及させたい思惑と矛盾する。
 また、そもそもアップグレードは「WindowsUpdate」更新プログラムの位置づけ。ある期間が終了したら再インストール時に不可になる“更新”ってもの不可思議。

 さらに、MSサイトに電話認証について以下の記述がある。
 
無償で Windows 10 にアップグレードした後、ライセンス認証されていない状態になった場合は、次の手順を実行してみてください。
・・・
ハード ドライブやマザーボードの交換など、デバイスのハードウェアを大幅に変更した場合は、電話で Windows のライセンス認証を行えます。タスク バーに検索ボックスに「SLUI 04」と入力し、「SLUI 04」を選択してから、画面の指示に従って Windows のライセンス認証を行います。

出典:http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-10/activation-errors-windows-10

 「無償期間中は」といった限定はない。期間後もホントに「電話すればマザーボード変えても認証できる」とすると、つまりリテールライセンスの別PCへの移動と同じ扱いということであり、無償アップグレードによるWin10権利は「元ライセンス」に付いてることになる。つまり元PKがWin10のPKとして“も”使えるようになるということ。

 そもそも、当の“無償アップグレードしたWindows10”のライセンス条項に次のようにある。

b. スタンドアロン ソフトウェア。お客様は、本ソフトウェアをスタンドアロン ソフトウェアとして取得した場合 (およびスタンドアロン ソフトウェアとして取得したソフトウェアからアップグレードした場合)、お客様が所有する他のデバイスに本ソフトウェアを移管することができます。また、(i) お客様が本ソフトウェアの最初のライセンス ユーザーであり、また、(ii) 新しいユーザーが本ライセンス条項の条件に同意すれば、本ソフトウェアをそのユーザーが所有するデバイスに移管できます。お客様は、本ソフトウェアを移管するために、当社がお客様に作成を許可したバックアップ用の複製、または本ソフトウェアを収録したメディアを使用することができます。お客様が本ソフトウェアを新しいデバイスに移管する場合は必ず、本ソフトウェアを以前のデバイスからアンインストールしなければなりません。デバイス間でライセンスを共有する目的で本ソフトウェアを移管することはできません。
出典:「システム」の「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項を読む」

 上記は“無償インストールUSB”によるインストール時に合意した条項にもある。

 以上より、実はライセンス移動(移管)できる可能性あるのではと思える。ていうかダメだとは読めない。
 ので、手持ちライセンスはハードに拘らずとりあえず一度Win10化しておくことにした。

 無償期間終了後、上記847システムでWin10化済みのWin8PKを使って別システムにWin10インストールしてみるつもり。
 上記結果から、無償期間中に実施するとこれは認証される可能性が高く、その場合は無償ゆえ「別PCだがもう一度無償でUG(元PKは移動になるが電話認証免除)」したのか「元PKにライセンス付いてる」のか区別つかない。
 が、期間後なら前者の可能性はないので、認証されたら「ライセンスは元PKに付いてる」ことになる(元PKの移動確認は免除)。
 電話認証も含めて不可だった場合は「ライセンスはPK+特定ハードのみに付いてる」特殊な権利ということになる(ライセンス条項とは矛盾するが)。

 16/08/20追記:AnniversaryUpdateで「Activation Troubleshooter」なる機能が追加されたようだが、“それによって”権利移動できるようになったとすると、それは「便利機能追加」ではなく「ライセンス条件変更」。それは考えにくいので、やはり上記の通りもともと可能だったのではないか。

・無償期間終了後の挙動実験:システムストレージ移植
 本項16/08/20追記:Z68に、Win8PKでE-350にインストールしたSSD(SUPERTALENT製)をそのまま移植してみた。
 Homeでネット認証された。SSD以外はProで運用していたハードなのでE-350のライセンスであることは間違いない。このライセンスは847に移動済みのハズなのでもういちど移動したということになる。
 ただ、無償期間が終わっても何が終わったのか不明確であることや元々Win10(Proとしてだが)で認証実績のあるハードだったことから、「権利は移動できる」と完全には言い切れない。
 元のSSDに戻してもProで認証されたままを確認。

・無償期間終了後の挙動実験:PK不要で再インストール
 本項16/08/20追記:上記に続き、システムSSDをSUPERTALENT製SSDに交換、全解放して一旦電源を落としてから改めてクリーンインストール(インストールUSBは先の実験で使用した4GB)。Proを選択して「キーがありません」で進めたところ、Proでネット認証されて立ち上がった。
 確かに「認証実績のあるハードではPK不要」「システムストレージ変更くらいでは問題なし」ということ。
 元のSSDに戻してもProで認証されたままを確認。

 ところで、この「ハード構成を変えなければ再インストール時にPKは要らない」という仕様は問題あるのではないか。例えばストレージを空にしてOS権利は留保したつもりで譲渡した自作PCにもインストールできてしまい、それを不可にする方法がない。
 だから「MSアカウントと紐付け」するようにしたのかも知れないが、MSアカウントで使わない場合の解決策にならないし、プライバシー的にキモチワルイ。

・無償期間終了後の挙動実験:ライセンス移動
 本項16/09/04追記:AnniversaryUpdateでMSアカウントを使えば移動可能になったようなので、もうあまり意味はないかも知れないが「ライセンス移動できるか否か」を試してみた。無償期間終了から一ヶ月以上空けたのは、“不穏な延長”が終わるのを待ったため。それを確認する術はないがキリがないので決行。
 Win10に関わったことのないM/B(H67)とCPUと500GB-HDDとSFX電源に上記実験で使ったUSBからインストール(DIMMのみE-350にインストールした時に使ったもの)。PK入れずHomeを選択してローカルアカウントのまま簡易設定で。ネット接続状態だったので重要な更新はDLしていた。

 「1511 10586.104」がインストールされた後、Win8のPKを入れたところ「他のPCで使われている」と出た。
 無償期間中、E-350で認証済みPKを847システムに入れても認証されたが、無償期間だったからということか?
 無償期間終了後、E-350からZ68にシステムSSDだけ移植したケースでは認証されたが、これは“ハードウェア変更許容範囲内”だったということか?

 認証エラーの状態になると電話認証の案内が出る。電話すると自動応答で「AnniversaryUpdateではMSアカウントで~」という説明があった後、「Win7か8.1からのUpgradeか」と聴かれたのでYes。「エラー表示されたか」と聞かれたのでNoとした。
 インストールIDを6桁9セット入力。「IDを検索しています」と言われた後「Win7かWin8.1のPK入れればOK」というので、そういうステイタスに変更されたのかと思った次の瞬間「認証できない。オペレータと電話で話すか」と言ってきた。単なる実験なのでそこで終了。
 ということで「自動応答への入力は正しかったか」「Win8のPKだとダメなのか」などの不確定要素がありイマイチはっきりしないが、従来もサポートと会話すれば再認証手続きされたし、冒頭に「MSアカウントで管理できるようになってる」という解説が入るなど「無償UGした時のシステムでしか使わせない」対応ではなかったので、やはりそういう特殊ライセンスではなく移動可能なのではないか。
 なお、この後、Win8PKで認証させた847システムは認証状態であることを確認した。

 17/05/07追記:Z68環境を改造。M/BをZ170 PRO GAMINGに、システムストレージをSM961(M.2)にしてCreatorsUpdate(Pro)をローカルアカウント&PK入れずにインストール(バージョン1703,Build15063.0)。別システムへのライセンス移動になるハズ。
 サインインまで実施後、Z68で使っていたWin8Pro(UG版)のP/Kを入れてアクティベーションしたら何事もなく(トラブルシュートすることなく)ネット認証された。やはり特定ハードに付くライセンスではなく権利移動できるということ。

 なお、一旦ネット認証されたシステムに再度クリーンインストールしたところ、PKなしで認証された(ローカルアカウント状態で)。


■クリーンインストール備忘録

 めちゃくちゃ個人的な内容だが参考まで。

・高速スタートアップ
 この機能って、MS的には「主電源断しない」「シャットダウンした状態でハード構成変わらない」タブレットなど向けのつもりなのではないかと。
 デスクトップでPSUスイッチ切るなど主電源断運用する場合は無効にした方が無難かも。

・MSアカウント
 持っていても、インストールはローカルアカウントで行い紐付けは後でやった方がよい。でないと、
  ・ユーザフォルダ名が「メールアドレスの先っちょ」になってしまうのでキモチワルイ。直せるがメンドクサイ
  ・OneDriveがデフォルトのローカルフォルダに同期されるので、場所を変更したい場合はメンドクサイ
  ・「同期」の設定は見直した方がよいが、その猶予がなくなる

・ユーザフォルダ名
 ローカルユーザでインストールするとその名称になる。が、MSアカウントを使うと上述の通りに。
 後から変更する場合は、新たに「フォルダ名にしたい名前のローカルアカウント」を作成し、そちらにMSアカウントを紐付けし直す。すでに「先っちょフォルダ」内に必要なデータが入ってる場合は消さないように注意。
 ちなみに、ログインアカウントはMSアカウントからローカルアカウントに切り替えできるが、そのローカルユーザ名は“使用中になるようで、そこでターゲットのユーザ名を使ってしまうとその名前ではローカルアカウントを作れなくなる模様。

・ユーザフォルダ場所(特にOneDrive)
 メインマシンではDドライブに変えているのでその処理。
 ドキュメントなどはプロパティで場所を設定すればよい(Dドライブ内のデータに影響はない)が、ローカルOneDriveフォルダは変えられない。OneDrive接続はローカルアカウント状態で実施し、最初の設定でローカルフォルダを設定した方がよい。
 MSアカウント紐付けしちゃった後に変更する場合は、通知領域のアイコンから「リンク解除」して新フォルダパスを指定すればその下にOneDriveフォルダが生成され再度同期される。

・アプリ依存データ
 普通のデータは普通にコピーすればいいが、メールデータ(本文やアカウント設定)やIME辞書のような「アプリに組み込まれてるデータ」は原則バックアップ・レストアで復元する。
 JustSystemは本体アプリと別の管理ツールでやるコンセプトっぽい。≪ATOK辞書≫や≪Shuriken≫など。
 お気に入り(ブックマーク)も消さないよう注意。
 よく使うアプリのカスタマイズ設定も、そのまま引き継ぎたいならコンフィグファイルの在処やエクスポート・インポートできないかなどチェックしておくべき。
 個人的には、メーラ、ブラウザ、IME、WzEditor設定。

・アイコン
 関連づけがおかしくなった場合は、OS純正の方法では修正無理っぽいので≪Default Programs Editor≫などフリーのツールを。

・dllなど
 exeそのまま実行できるタイプのアプリでもdllなどを復元してやる必要がある場合あり。例えば≪Wavosaur≫で要求されるdllはVC++2010で入れる。

・Office2000 Standard
 インストール時にエラーが出るが無視したらインストール成功と表示された。SP3もOffice2007互換パックも入れられる。動作キビキビしてるし機能的不満もなし(ほぼExcelしか使ってないが)。
 問題は「Excelで、IMEの“詳細なテキストサービス”を無効にしないでかな漢変換でオートコンプリートすると落ちる」ことくらい。

・Office2003 Standard
 インストール時エラー出ず。もちろんネット認証OK。SP3もOffice2007互換パックも入った。Excelのオートコンプリート問題なし。
 Z68のデスクトップに続いてX220でも認証された。CDからコピーしたファイル(フォルダ)をネットワーク共有したドライブからインストールできた。

1.1 インストールおよび使用
(a) お客様は、本ソフトウェアのコピー 1 部をパーソナル コンピュータ等の1 台のデバイスにインストールして使用できます。
(b) お客様は、本ソフトウェアの 最初のコピーを主に使用する方が専用に使用する別の 1 台の携帯用デバイスに、本ソフトウェアの追加のコピー1部をインストールすることができます。

出典:インストール時に表示される使用許諾契約

   リボンじゃないし。

 17/05/01追記:Z68からZ170環境に再インストールせずに引き継いだシステム上では当然未アクティベーションに。Win10も未認証になっているが、その状態でネット認証OKだった。1年は経っていないが。
 1week後に実施した、システムディスクをSM961(M.2)に変更してクリーンインストールしたWin10上でのネット認証も、何事もなくOKだった。

・タスクバーアイコン(ショートカット)の在処
 もういちどデスクトップに戻したくなった時などはここにある。
 C:\Users\***\AppData\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar

・パスワードパス
 Windows8と同じく≪netplwiz.exe≫でパスワードパス可能。

・SATAドライバ
 「Microsoft標準AHCIドライバ」が存在してたらチップベンダ提供ドライバが入ってないということ。Z68マザーオンボのMarvellコントローラはこうなってた。


■LaVie ZをWindows10化する

 すいませんウソですホントはVersaProです(笑)。

 何故か以降「ですます」調になります。

 X220に続いてNECの「VersaPro UltraLite タイプVG」、PC-VK19SGHNE(*)をWin10化しました。
 いわゆる「LaVie Z(またはLaVie G タイプZ。NEC Directでの名称?)」のビジネスバージョン。LaVieならPC-LZ750HSに該当するモデルです。
 2012年7月発表の初代機。IvyBridge(第3世代Core i)世代。

*:http://www.bizpc.nec.co.jp/pcseek/catalog/versapro/201207/versapro_typeVG_201207.pdf

 NECは、Windows10アップグレードを2013年5月発表以降の機種しか対象にしていないので対象外。5月モデルはまだIvyBridgeですから、同じIntelプラットフォームなのに対象非対象があるのですが、理由は不明です。単にどっかで切らないとサポートが大変ってことですかね。

 ちなみにNECコンスーマ機種の型番ルールは、最初のMが世代(次はNになっている)、最後のSがカラーだと思います。真ん中は不明。Zシリーズ全部(ていうか他のもほとんど)Sだし。

 VersaProとしては13年5月発売機種が一番古いので、これが一番近いと仮定してアップデート検索すると以下の通り。
http://search.casnavi.nec.co.jp/download/pc/module/sabun/windows10upgrade/win10_index2.htm#201305_versapro

 LaVie ZとしてはPC-LZ750MSSが一番近い(Zシリーズの対象機種の中で一番古い)でしょうか。
http://121ware.com/psp/PA121/NECS_SUPPORT_SITE/CRM/s/WEBLIB_NECS_DID.PRODUCT_ID.FieldFormula.IScript_VDown_Id_Mod

 ツール類は共通じゃないかと思いますが、なんか微妙に違う?(詳細は調べてません)。

・クリーンインストールではなくアップグレードで
 X220は32→64bit化したかったことなどからクリーンインストールしました。
 が、こっちは仕事に使用中なので長時間のダウンタイムは許されないこと、システム入りストレージを抜いて入れ替えられないことなどから、Windows7 Pro SP1 64bitから上書き(環境引き継ぎ)アップグレードします。
 もちろん必須更新プログラムはすべて入れた状態。動かないと困るアプリ・ドライバはX220で動作確認済みです。

 インストールUSBを挿してOS上から≪setup.exe≫を起動。
 最初に「更新プログラムをダウンロードするか」聞いてくるのでYes(そのせいかインストール直後に10586.318になってました)。
 当然ながらPKは聞かれず、現エディションであるProにすると出てからスタート。途中数分止まったように見えることもあり1時間ほどかかりました。
 インストールUSBはハブ経由、ネット接続もハブに挿したUSB-LAN経由でしたが問題なく終了、認証されました。

 びっくりしてるデバイス類はありません。Gfxドライバだけ念のためIntelサイトから落として入れ替えましたが(X220と同じく8.1対応版ですけど)、そんなに古くなかった模様です。X220と異なり最初からディスプレイオーディオドライバも入りましたし。
 「Fn+」も一通り動きます。タッチパッドドライバも入ってました。
 ちなみにHDMIは1920x1200表示OKです。さらにちなみにCPU-Zによると4GBのメモリはシングルアクセス。ちぇ。

 もとMBRでUEFI領域なしの「回復パーティション(8GB:リカバリイメージ入り)」「プライマリパーティション107.24GB」「休止パーティション(4GB)」の3領域のBIOSブートシステムでしたが、Win10化後もGPTになったり回復パーティションが増えたりはしませんでした。

 MSアカウントへの勧誘などはなくWin7で使っていたローカルアカウントのまま。OneDriveはそのまま引き継がれています。そのMSアカウントとローカルアカウントが紐付けされてるハズなので、注意した方がよいかも知れません。

 独自にインストールしてあったソフトやドライバも今のところ問題ありません。
 Windows7の時は自動更新で入ったがハングしたIE11も動くようになりました(32bit,64bitとも)。
 ストアアプリのDVDプレーヤが入ってました。オマケですかね。

 危ない香りがする高速スタートアップは無効に。

 アップグレード後のファイル削除は以下の記事が参考になる。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1603/24/news035.html

・プリインストールソフト
 ビジネス用機種なのでプリインストールソフトはちょっとしかありません。
 それらexeファイルの日付など見てみましたが、アップグレード時にUpdateはされていない模様です。

・≪型番・製造番号表示ユーティリティ≫
 普通に動きます(って表示するだけですが)。

・≪ワイヤレスLANの設定≫
 普通に動きます(5GHzの有効無効を切り替えるだけですが)。

・≪ECOモード設定ツール≫
 起動します。これって、たくさん電源プランがプリセットしてあり、そこから選んだ3種類をFn+F4キーでトグルで切り替えられるってツールですねきっと。「Intel Rapid Start Technology」を使いたい場合はマジで調べた方がいいと思いますが、要らなければ普通に「バランス」とか選んでおけば問題ない(無関係になる)んじゃないかと。
 Win10対応版にするとショボくなるみたいですし。

※1 ご購入時に搭載されていた本アプリから以下の機能が変更されています。
・切替対象の電源プランが3モードから2モードになりました。
・各電源プランごとの詳細設定機能が削除されました。代わりにOSの電源オプションにて設定が可能です。

出典:http://search.casnavi.nec.co.jp/download/pc/module/sabun/windows10upgrade/win10_index2.htm#201305_versapro

・≪ピークシフト設定ツール≫
 起動します。ピークシフトしないので(オフィスで使ってるワケではないので)、ちゃんと動くかどうかは確認してません。

・≪バッテリ・リフレッシュ&診断ツール≫
 使う時はAC駆動しているので(使わない時はACアダプタへの給電もOFF)、少なくとも閾値設定は動いてほしいです。50%に設定してますが、「47%。充電していません」などと出るので(%値も変化するので)大丈夫っぽいです。

 上記VersaProサポートページにWin10対応版が上がってるツールやドライバがありますが、とりあえず問題なさそうなので当面このままにしてみようと思います。非サポートですから入れて問題出たら本末転倒ですので。


■miix2 8をWindows10化する

 miix2の記事にて。


■おまけ

・内蔵されるプロダクトキー
 認証に使ったPKとは違う。ていうか個別生成ではなく決まってる模様。

・とんでもなく起動が遅くなった時にしたこと
 暫くWindows10Pro(×したのにキャンセルになっておらず強制アップグレードされた)で使っていたZ68メインマシンでのこと。
 ある時から起動がめちゃくちゃ遅くなりました。真っ黒画面(壁紙出ず)にマウスカーソルだけが動く状態が数分続き、やっとデスクトップが出る状態に。ストレージにアクセスし続けてるとかネットワーク通信し続けてるような素振りはありません。ハードもソフトも直前に追加したものはなく、オンラインウィルススキャンしても問題なし。
 ≪msconfig≫で「診断スタートアップ」すると正常起動します。

 そこで、「スタートアップオプションを選択」で「システムサービスを読み込む」「スタートアップの項目を読み込む」のうち前者をハズすと正常起動。

 そこで、サービスをアルファベットソートし、A~Nまでを無効にして起動すると正常。
 同様に半分ずつ絞り込んでいったところ、Aの10個のうち前半5個を無効にしても正常、後半5個を無効にしても正常となった時点で「?」に。

 そこで、すべて有効にしてみたら正常起動するじゃないですか。
 暫く問題ありませんでしたが、翌日メイン電源断から立ち上げたら激遅に戻ってました。サービスをすべて無効にして起動→有効にして再起動で一時的には直るようですが、何が起きてるか不明です。

 これもあってWindows10クリーンインストール実験に突入した、と(苦笑)。

・UEFI:USB初期化
 UEFIの起動高速化設定としてUSBイニシャライズを簡素化できたりしますが、Z68ではUSBメモリからブートできなくなりました。

・無償終了
 16/07/30追記。10:00現在、Win8.1update1のままにしてあるmiix2の白旗クリックしたら「無償キャンペーンは終了しました」と出た。ハワイ時間なんちゃらという話もあるが、“半強制アップグレード”は日本時間で終了した模様。


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