ハイレゾ解体

17/06/12初稿

 本稿は対象音源追加を機に「ハイレゾ探訪」記事から独立させたものです。

 上記記事でハイレゾとはなんぞやについて一通り考えましたので、いよいよ実践編(購入編)ということで。
 ただし、あくまでも「フォーマットと出自と実際の周波数成分や波形」のハナシです。だから音質がどうかとは直接関係ありません。


■2496:中山美穂「COLLECTION Ⅳ」

 まずは「既存音源のハイレゾ化商品」の実例を少々。

   ←当然ハイレゾではなくCDですが記事に彩り欲しかったので(笑)

 これを選んだ理由は以下の通りです。


(1)\2,000(8%税込み)という価格は“リマスター商品”として良心的

(2)出自が詳しく明示されており好感が持てる

今作はキングレコードが保有するアナログ・マスターテープからデジタル化した音源となります。キング関口台スタジオのエンジニア、安藤明氏に訊く「中山美穂 COLLECTIONシリーズ ハイレゾ配信」近日公開予定!

*Tr.6、8は44.1kHz/16bitで収録され、96kHz/24bitでマスタリングされています。
*トラック9は48kHz/16bitで収録され、96kHz/24bitでマスタリングされています。

出典:http://www.e-onkyo.com/music/album/nopa00518/

安藤明(以下 安藤):1/4インチアナログマスター、1/2インチアナログマスター、DAT(一時期デジタルということで流行った)など、すべてオリジナル・マスターを使用しました。

-具体的にどういった流れでマスタリングをされましたか?

安藤:マスターをアナログで出力 →(DOLBY)→ ラインアンプ → ADコンバータ → Digital Audio Workstationという流れです。極力、イコライザーやコンプレッサーは使用せず、マスターの音を限りなくピュアにハイレゾ化することに注力しました。また、それぞれのマスターごとに接続ケーブルや電源ケーブルを厳選することにより、より魅力的な音を目指しています。

出典:http://www.e-onkyo.com/feature/42

(3)出自によると、以下3種のマスターによる違いを比べることができる
  (ディスクじゃないですけど便宜的にtrackと呼称します)
   ・track01~05,07・・・アナログマスター
   ・track06,08・・・1644マスター
   ・track09・・・1648マスター


 CDとしては2006年2月発売のようです。1995~1999のシングルをリリース順に収録とのこと。
 潔く2496WAVで購入。

 ということで、マスター違いごとに中身を見てみたいと思います。

・アナログマスター(track01~05)
 さて、「アナログマスター」にはどんな音(特に高域)が入っているのでしょうか。一番古いtrack01の例です。

COLLECTIONⅣ01

 20kHzくらいで一旦周波数成分が減少します。
 そしてそこから上、新たな2496AD変換のナイキストである20~48kHz領域は、変動はしますが倍音が立ったりすることはありません。ので、有意な音楽成分ではないでしょう。正確には解りませんが、アナログテープのヒスノイズ成分が有効周波数帯域につられて変動しているのでしょうか。

 CDナイキストですっぱり切れておらず(24bitの最低値まで落ちていない)そこから48kHzまでの成分が変動するということは、ローレゾデータをアップサンプリングしたものでないことは確かです。キャプチャにはありませんが、24kHz以上にパルス性ノイズが見られることからも「アナログ再生をハイレゾ録音した」という出自情報に矛盾ありません。
 LPFは40kHzあたりからゆったりかけているようですね。

 古いといっても1995年ですので、残っているマスターはアナログでも制作プロセスにはデジタル入っていると思います。
 有意な周波数成分が20kHzくらいまでしかないのはそのためでしょう。

・アナログマスター(track07)
 このtrackだけCDナイキストでの明らかな減衰は見られず48kHzまで連動していましたので、ハイサンプリング(またはアナログ?)制作っぽいです。ただし、20kHzくらいに段差が見えることもあることから、CD・DAT級サンプリングレートの音声トラックもミキシングされているようです。

COLLECTIONⅣ07

 というスペクトル違いが判るということは、「アナログマスターテープは、“実力値的能力”としては96kHzサンプリングクラスの周波数は記録できる」ということかと思います。ただし、どこまで品質(音質)保っているかは別ですし、アナログマスターにも性能違いはあるでしょう。

 なお、track07を聴いたカンジ「お~ さすがアナログマスターのネイティブハイレゾ! 他のtrackとは全く違う!」とは思いませんでした(笑)。

・1644マスター(track06,08)
 つまりCD音源ではないかと思います。
 が、CDナイキストで減衰はしますが24bit最低値までは落ちていないことから、アップサンプリングではなくDA変換再生をAD変換したもののようです。これも出自情報に偽りナシですね。
 アナログマスターと異なりCDナイキスト~AD変換ナイキスト領域はおとなしいままです。つまり、当該領域は楽曲成分と無関係=再生機器のフロアノイズと思われます。
 それでもアップサンプリングではなく当該領域のデータが(ノイズでも)在るということはハイレゾのひとつの効能になると思ってます。

COLLECTIONⅣ06

・1648マスター(track09)
 つまりDAT音源ではないかと思います。
 事情は1644マスターに準じます。若干オリジナルナイキストが高めですかね。

COLLECTIONⅣ09

 何故か44.1kHzのパルスノイズがあるのはご愛敬?(笑)

・総評
 出自が明確に開示されており、実際偽りなしでしたのでとてもキモチいいです。

 アナログマスターの実力については、少なくとも、CDを超える高域が入っているいう意味においては「可能性がある」が、「サイコーとは限らない」と言えるでしょう。

 音圧は、全体的に高め(*)でしたが、ざっと見た限りピーク潰れ(データ値としてだけでなく波形としても)はないようです。track03,04だけ連続2サンプル以下のクリップがありましたが問題にすべきものではないでしょう。
 track08だけが異様にレベル低いです。何故? とも思いますが、元音源そのままだとすると逆に好ましいとも思います。

*:CDと比較して同じくらいのもの、2496の方が高いもの、など混在しているようですが、CD音源も初出や再録などいろいろなバージョンがあると思いますので総論はありません。

・比較試聴
 「ハイレゾでリマスター」するとどれくらい違うのか、CD(ただしシングルではなくアルバム版)でも持っている曲とざっくり音質比較してみます。以下のシステムです。

 ハード:X79システム→UD-503→MDR-Z7(アクティブGND)
 ソフト:≪foobar2000≫でx2x2x2x2→DSD256(TypeD FP64)

 ハイレゾの方が若干レンジ感が広くヴォーカルが生々しくなるような気はします。が、そのつもりで聴き比べればそうかな、という程度かと思います。少なくとも「ハイレゾすげえぇぇぇ!」ってカンジではないですね。

 なお、DACユニットとしてまだUDA-1を使っていた時にも同じ比較したことがあります。

 ハード:X79システム→UDA-1→DSP-Z7→HD700
 ソフト:≪foobar2000≫でx2x4→DSD256(TypeD FP32)

 いくつかの短いフレーズを交互に再生して比較してみましたが、ハイレゾは「CDより若干空間が広めなような気がするかも?」程度で、「明らかに、圧倒的に、いい!」とは思いませんでした。「リマスターだから音質違うのはアタリマエ」のレベルかと。
 確かな記憶ではありませんが、UD-503システムの方が違いを感じるような気はします。

・DSD変換試聴のワケ
 ところで、ネイティブ再生ではなくPCM→DSD変換再生にしたのは、「再生ハードウェア動作の差(影響)を極力小さくするため」です。
 どちらもリサンプラはResampler-Vを使っていますが、その1段目のx2は44.1kHzと48kHz以外はスルーするように設定していますので、CD音源と2496はプレーヤの設定を変えず連続再生しても「x2するかしないかの差」だけになります。一方、DAC側はDSD256ストリームに対する「アナログLPF」としてのみ動いています。
 よって、再生システム動作の違いは最低限の「PC側でのx2処理有無だけ」になっており(*)、それはX79システムにとっては軽微な負荷差でしょうからつまり再生処理の差はほぼ隠蔽でき、「音源の差」だけに注目できるのではないかと。
 ただし、UD-503のDSDは44.1kHz系しか受け付けないので2段目出力で176.4kHzに揃えています。その点では2496は若干不利かも知れません。UDA-1は48kHz系DSDも通りましたのでこの限りではありません。

*:DSD変換再生ではなくPCMデータのままネイティブに再生した場合は、DACユニットの最大処理能力を192kHzで100%とすると44.1kHzは約23%&96kHzは50%の負荷となり、微少な差とは言えないでしょう。


■K2HD:小泉今日子「あなたに会えてよかった」

   ←シングルCDです

 よく店頭試聴に使われていることもあり、表題技術がどんなものか確認するため買ってみました。

・スペクトル
 以下がそのスペクトル。一応、「補間生成された領域」が目立ったところをキャプチャしたものです。

K2HD.png

 確かに元ナイキスト以上の領域に成分はありますが、それがどれだけ有意なもので、聴いて有効なのかはなんとも言えません。

・波形
 音圧・音量についても一応CD版(シングルではなくアルバム版)との比較を載せておきます(上がCD。Lch)。

CD VS K2HD

 どちらもフルビットにドンツキしているところはありません。拡大して追ってみても、波形として潰れてるところもなさそうでした。
 クリップはしていませんが、イマドキの音源らしくK2HD版の方が音圧高く変更されてるようです。
 音量も大きくなってますね。≪SoundEngine Free 5.02≫によると、CD版とK2HD版はそれぞれ最大音量-1.00dB/-0.40dB、平均音量-14.83dB/-12.03dBとなりました。フルビットよりやや低いところで頭が揃ってますので、最大値をそのように設定してマスタリングしたのでしょう。
 ハイサンプリングにするほどTruePeak防止のためのマージンは減らせますので、それを削ったカンジですかね。

・比較試聴
 ざっくり比較試聴してみると、K2HD版の方が空間の広がり感というか楽器やヴォーカルの明瞭感で好ましい気はします。
 「すげ~イイ! K2HD最高!!」ってことはありませんが、比較すればCD版よりいいと思えます。個人的には、ですが。
 ただ、\540(8%税込み)というコストパフォーマンスは…どうでしょうね?(苦笑)

 なお、CD音源はアルバム版なので、シングル版から音量ノーマライズなどの加工されてるかも知れません。


■2496:Kalafina 「far on the Water」

 本項17/06/12追記。

    ←もちろんCDです

 本作は最初からハイレゾ商品を出す想定で作られたハズの新作ですので、本項は「既存音源のハイレゾ化」という観点ではありません。
 ネット上に「Kalafinaは2448制作で2496商品はアップコンバート(高域補間生成)ではないか」という話があったので、それを調べてみようと思いまして。

 どの曲も概ね同傾向ですので、代表として「heavenly blue」を見てみます。全編音量大きめという意味もあり。

・スペクトル
 確かに48kHzまで周波数成分があり音楽とリンクして変動しますので、高い方もランダムなノイズではないようです。
 しかし、≪WaveSpectra≫再生でその動きをしばらく眺めていると、“24kHzを中心とした左右対称”になっているように見えてきます。

heavenly blue合成02

 静止画でも解りやすくするためペイントソフトで24~48kHzを左右反転して24kHz以下に貼り付けました。

 ぶっちゃけ、ネイティブな24kHz以上の成分ではこうなりません。
 念のためですが倍音成分はナイキストで対称にはなりません。
 24kHzまでのソースが混在している場合はそこで“段差”になると思いますがそうも見えません。

 よって、元ナイキストは24kHzだと思われます。
 では24kHz以上の正体は何でしょう?

 アップサンプリングではサンプルは増えますがナイキスト以上の高域は増えません。
 ナイキストで折り返したように発生する成分は「イメージングノイズ」の特徴です。デジタルドメインでイメージングノイズをシミュレーションするため「単純間足し」してみたことがありますが、ナイキストを中心にクッキリ左右対称なスペクトルになります。が、本作はそこまで明確に対称になっているワケではありません(当たり前ですが)。

 元は2448だとするとサンプル間に1個サンプルが増えていることになりますが、それは「有意な倍音成分ではなく」「イメージングノイズを抑制するものでもない」し「同じサンプルの繰り返しでもない」のです。
 つまり、「ネイティブ」ではなく「アップサンプリング」でもなく、当然ながら「単純間足し」でもないということです。

 ということで「アップコンバート」だと思います。

#有意な2496ソースとアプコンソースがミックスされてる可能性も絶対ないとは言えませんが、もしそうでもアプコンと呼んでいいでしょう。

 ただ、イメージングノイズ成分がここまで見えるアップコンバートというのも疑問ではあります。K2HDではこんなふうには見えませんでした。「アップコンバータがそういう仕様(ていうか性能がイマイチ?)」または「ナイキストで明確に減衰させないため敢えてそのように設定している」ため?
 前者なら可愛げもありますけれど、後者だと「アプコンであることを隠すため」かも知れず、だとするとちょっと姑息ですね。

 17/07/29追記:コメントいただきました(ありがとうございます)ので、この曲をリニア補間したらどうなるか試してみました。
 同曲をResamlperーV(SoX)の一番キツイStopband/Passband設定で2448化し、それをMultiResamlperでLiner補間して2496に戻したスペクトルを以下に示します。SB=PBにはできませんので、元ナイキストで谷ができちゃうのはやむなしです。

heavenly blue 2448→Liner2496

 単純間足しと同じく、高域のエネルギーは結構残ったままワリとクッキリ反転するようですね。
 なお、「平均値を挟んでいるようには見えない」ことは先に波形拡大して確認していますが、本稿では、フィルタ演算ではないサンプル追加手法は説明用「単純間足し」以外は無視しています。商品としてまずありえないとの判断からです。

・高域成分を除去して聴く
 いずれにしても私には「イメージングノイズを含む好ましくない高域成分」だと思えます。実際、むわっとした圧迫感を感じて聴いていて気持ち良くありません。アルバム全曲聴くとなんだか疲れちゃいます。
 あるDSD64(30kHz以上にDSDノイズ満載)ファイルと同じような違和感です。
 そこで、「24kHz以上は低品位な補間成分=ハイレゾノイズ」と仮定し、LPFでカットして聴いてみます。

 DSD64の時はカットオフ30kHzのリアルタイムLPFをDSD再生でどう実現するかちょっと考えましたが、今回はリサンプラで96kHz→48kHzにダウンサンプリングするだけです。もともとResampler-V(SoX)の多段構成(x2x2x2x2x2)で32倍まで上げていますから、その前にひとつ追加するだけ。X79システムにとっては大した負荷増ではありません。
 PassBandはお好みですがStopBandは目的からして100%に。

 やってみると、2448化した方がいいです。
 音質的にも問題ないと思います。ていうか、聴き疲れどころかローテーションするくらいキモチよくなりました。
 もちろん、そういうつもりでやってますからプラシーボかも知れませんけれど(笑)。
 まあ、「高域がアヤシイ」「なんか圧迫感」みたいな時はこういう聴き方もあるのでは、ということで。

・波形
 さて、波形的にはどうでしょう? ピークは潰れてないでしょうか。

heavenly blue波形

 これだけ見ると「海苔」に見えるかも知れませんが、そもそも全編ずっとハイテンションな曲ですから無理に音圧上げた結果ではないのではと思います。
 「クリッピングを表示」にしていますが引っかかっていませんので、フルビットになっているサンプルはありません。
 拡大して波形をみても潰れてはいないようです。音量大きなところでも以下のようなカンジになっています。

heavenly blue波形2

 音圧に関しては良心的ではないでしょうか。

・総評
 以上、「素性はいいけど、何故か低品位(?)なアップコンバートで2496化された商品」みたいです。
 個人的にはそう判断しましたが、間違ってたら申し訳ありません。

 2448制作なら堂々と2448で出せばいいのにと思います。個人的にはハイビットだけでも有効だと思うんですけれど。
 有効だと思ってるならアプコンしたって明示して欲しいですし。

 でも、マーケティング上難しいんでしょうね。「CDを超える周波数ガ~」って喧伝してますから48kHzじゃハイレゾ扱いされないのでしょう。といって、ニセレゾ扱いされることが多いようなのでアップコンバートも言い出しにくいのでしょう。いわんや高域成分が無いことがハッキリ分かってしまうアップサンプリングをや。
 「ナイショでアプコン」の方が印象悪いんですけどね。
 もし「意図したアプコンではなく2496化するマスタリング処理の一環」とか言われても、それは詭弁です。

 ダウンサンプリングすれば“24bitの恩恵があるような気がする”音で聴けますので一応許容しますけど… ていうかアプコンの可能性も覚悟して買ってますからね。想定してなかったら激怒したかも~(苦笑)。


■24192:Eric Clapton 「Motherless Children」

 本項17/06/12追記。

 192kHzサンプリングのハイレゾ商品とはどんなものかと1曲だけ買ってみたものです。

・スペクトル
 一般的な96kHzの2倍のサンプルレートにメリットはあるのでしょうか?

MotherlessChildrenスペクトル

 25kHzくらいまではよく動きますので有効成分でしょう。その後も30kHzくらいまでは動いているように見えます。
 さらにそこから96kHzまである高域は全く演奏にシンクロせずこの“カタチ”を保ったままぞわぞわします。DSD特有ノイズとも似ていませんので、おそらく「AD変換前のアナログノイズの集合体」ではないかと思います。

 CDやDAT音源からのアップサンプリングでないですね。20kHz以上に3か所高周波ノイズもありますし(苦笑)。
 この商品の出自は定かではありませんが、もともと古い曲(1974)ですので、良質なアナログマスターからのデジタル化だとしたらこんなカンジなのかなと。

 192kHzである意味はよくワカリマセン(本作に限りませんけれど)。
 確かにAD変換時点で高サンプリングレートであることに意味はあるとは思ってはいますけれど、マジでそれくらいしか思いつかない(苦笑)。
 やっぱり「アナログの風味を残すため」ですかね。

・波形
 一方、波形の方はどうでしょう。
 以下は「クリッピングを表示」結果ですので1サンプルでも赤くなっちゃいますが、拡大して確認すると多数潰れています。

MotherlessChildren波形

 潰れの代表例を示しておきます。

MotherlessChildren潰れ

 同じ潰れ方でも192kHzサンプリングですからサンプル数はCD音源の約4倍になることは考慮しなくてはなりませんが、波形として見事に潰れてますよね。
 とりたてて音圧マシマシしてるようにも見えませんので、単純に、「マスタリング時ピークを潰しちゃいけないという意識がなかった」ように見えます。
 結構大きな高周波ノイズ(*)が3か所もあるところとか、制作環境大丈夫かとも思っちゃいます。

*:約28.7,54.0,86.5kHz。(音としては)かなりの高周波ですしレベルもそこそこ高いですから、オリジナル音源にあるものではないでしょう。


 192kHzであるメリットは特になさそうですしピークは潰れてますし(*)、しかも\607(8%税込み)もしますし、調査目的じゃなかったらこれも残念感ハンパなかったでしょう。

*:ハイサンプリングにはTruePeakを防ぐ効果がありますが、リアルサンプルで潰れまくっている本作ではメリットになっていません。

 192kHzだからお高め?


■エトセトラ

・エイリアシングノイズ除去
 サンプリング定理上2496なら48kHz、24192なら96kHz以上の成分はあってはなりません。
 しかし、KalafinaとClaptonはそれをカットするLPFをかけてるように見えません。
 Passband=Stopbandなフィルタリングは無理なのでどうしてもナイキスト直前でLPF減衰領域ができてしまうハズですが、それが見えないことからの判断です。せっかくのハイサンプリングですから急峻な特性にする必要もないでしょうし。
 実際、中山美穂と小泉今日子の2496には減衰領域がありますし。 

 「ハイサンプリングならエイリアシングノイズはもはや問題にならない」と判断してLPFかけずノイズを許容する場合もあるってことでしょうか。
 でも、ナイキストまでフルに成分がある場合、通常のDACチップのStopbandは100%より大きいですから、再生時にイメージングノイズが漏れ出てしまいますけど、それも許容するってことですかね。

・FLAC
 WAV版を持っていたある曲のFLAC版も入手して≪foobar2000≫のConvert機能でWAV化、WAVファイルコンペア(≪音くらべ3.00β1≫にて)したところ一致しましたので、本稿ではFLACかWAVかは無視し特に注記していません。
 FLACファイルはWAV変換して扱っています。

・ダウンローダ
 配信音源を購入する際のDLはブラウザの機能を使うので、1ファイルずつ選択することになります。流石にメンドクサイのでe-onkyoのダウンローダを使ってみました。
 2曲同時に落としてました。速度表示は70~85Mbpsくらい。ファイルサイズと秒数から換算する実測値と同等でした(日曜午前中、100Mbps契約のフレッツ光にて)。
 17/03/20追記:祝日の17:00ごろ。20~30Mbpsくらいしか出ませんでした。


メインメニューへ

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

最新記事
ERIへようこそ

Author:らかせ
「最新記事」または
「メインメニュー」からどうぞ

・ファイルへの直接リンク以外はリンクフリー(連絡不要)です

・一応、拍手にコメント(非公開)付けられるようにしてあります

・DB的に利用しており、過去記事もガシガシ書き換えています。特に「最新記事」は初稿から一週間くらいは直してることが多く、大幅に変わっちゃうことも。ご了承ください

・ということもありますし、記すまでもないですが無断転載(ファイル含む)はご遠慮ください

・引用の考え方については「007:諸事」をご参照ください

・アフィリエイトはAmazonのみです

・ハイパーリンクは当Blog記事のみです(054:節電記事のみ例外)

カテゴリ
検索フォーム
FC2カウンター