OSチューン

14/07/05初稿

 09/09/27初稿の「020:64bit VS 32bit…そしてOSチューン」から、主に追記していた記事を分離しました。
 チューンパラメータ(ネタ)と、やってみた結果の記録として記しています。環境依存性は高いと思います。


■HDC-1L:USB-Audioにて

 本項10/04/18追記:ちなみにHDC-1L、導入直後はWindows7 RC 64bitでしたが、その後320GBのHDDに換装と同時にWindows7 HomePremium 64bit版正規版をインストールして使っています。
 そんな環境で…

・フォント削除で音質向上するか
 よく見かける手法ですが、システムフォントを削除しちゃったりするとマズイのでやってませんでした。
 が、エイヤで始めてみたところ、Windows7ではどうも削除しちゃダメなフォントは削除「はい」にしても削除されないようです(デフォルトの設定では)。
 なので安心して(どうせほとんどデフォルトなのでダメになったら再インストールすればいいし)OSにダメ出されないフォントは全部削除してみたところ、なんとも…

 かなりハッキリ変わりました。高域の透明感があきらかに向上。分解能が上がってるので細かい演奏やヴォーカルの息づかいが判るようになり、ステレオ感が上がっています。ただサ行がちょっとキツくなっちゃったかな、と思います。

 理屈はイマイチよく判りませんが、確かに変化は大きいようです。

 11/08/10追記:「フォントを全て選択して削除」を実行すると、削除してもよいフォントだけ削除してくれます。デフォルト113書体(だったかな?)が70書体に減りました。

・ClearType
 描画負荷が減るかもと思ってチェック外してみましたが、かえって悪くなった気が…
 素直に利用することにしました。

・パフォーマンスオプション:プロセッサのスケジュール
 「プログラム」と「バックグラウンドサービス」のどちらを優先するか、ですが、よく言われるように「バックグラウンドサービス」優先の方がよいです。結構違うと思います。低域がスッキリしてヴォーカルなどがキレイに浮かび上がってきました。Windows7導入初期のころには違いが分からなかったんですが…
 実は、バックグラウンドを優先するとUSB転送サービス以外のサービスも優先されちゃって悪影響あるかも、と思っていました。パワーマネジメント設定など、ケースバイケースかも知れません。

・デザインかパフォーマンスか
 Vista以降のAeroではデスクトップの描画はCPUではなくGPUが行います。ですので、「デザイン優先」=Aeroにした方がCPU負荷が減る可能性があります。ですので、よく「パフォーマンス優先」の方がいいと言われますがそれはXPまでのお話で、Vista以降は一概にそうとは言えないのではと思っています。実際、ウチの環境では、Aeroオンにしておいた方が音はいいようです。
 945GCのドライバはWindows7デフォルトで、WDDM1.0で動いてます。

・画面画素数・色数
 これは不思議。内蔵GPUですからVRAMはメインメモリ共有。メモリ消費量が少ない方が有利ではと思えます。が、800x600/16bit(最低モード)よりも、1280x768/16bitモードの方がいいようです。同じ1280x768なら32bitよりも16bitの方がいいです。
 理由は判りません(苦笑)。

・パワーマネジメント
 これも不思議。パワマネは極力動かさない方が余計なサービスが動かないと思ったけれど、パワー全開に設定するとかえって悪いような気が。
 パラメータ多すぎるので手は出さないようにします。


■E-350自作PC:HDMI-Audioにて 

 本項11/10/23追記:上記はHDC-1Lによる光S/PDIF-Audioにおいてですが、先日から自作PCによるHDMI-Audioに宗旨替えしています。そのため画素数や色数の表示モードはOSというよりハード的チューン対象になってますし、そもそもOSチューンは基本的に「Fidelizerにお任せ」のスタンスになってます。
 その環境でのOSチューン項目を備忘録的に追記しておきます。

・パフォーマンスオプション:プロセッサのスケジュール
 大さっばに言って、「プレーヤソフトのプロセス優先度」も含めて「プログラム」を優先した方が中域寄りのまったり系、「バックグラウンドサービス」優先にすると高域と低域がくっきり硬質なカンジでしょうか。上記のHDC-1L時代もそんな感想書いてますから、ある程度一般的な傾向かも知れません。
 ちなみに、Windows7 HomePremium(64bit)のデフォルトは「プログラム」です、きっと。

・プロセス優先度とFidelizer
 12/04/07追記:正確には“OSチューン”じゃありませんけど。プレーヤソフトのプロセス優先度もいじくると変わりますね。概ね、高い方が解像度よりまったり、低い方が解像度アップするけど硬質な感じになるようです。
 しかして、もしかしてFidelizerを入れてる場合はFidelizerのチューニング状態からあんまり変えない方がいいのではという気がしてきました。というのも、Fidelizer自体は「通常以下」で起動してくるからです。
 Fidelizer開発におけるチューニング条件を正確に知る術はありませんが、プレーヤソフト動作はデフォルト優先度を想定していると思えます。foobar2000もWMPもiTunesもuLilithもデフォルトは「通常」です。Fidelizerはあえて「通常以下」にしているのですから、それらの少なくとも“高低関係”はそのままにしておいた方がよさげです。
 また、不要なプロセスは極力“taskKill”した方がよいと思いますが、これもFidelizerチューニング条件では起動しているであろう「explorer.exe」は生かしといてやった方がよいかも知れません。実際、explorerをKillすると高解像度&硬質の方向に振れるようですが、主にアナログ側のチューン状況によってはデメリットになることもあるように感じます。

・プロセッサの関係
 12/10/24追記:これも“OSチューン”とは言い難いかも知れませんが。
 マルチスレッド状態の場合、割り当てるCPUの数や対象を変更することによる変化です。
 何度か試してみたことはありますが、ERI的にはヨクワカラナイのでいじっていません。「1個に固定した方がよい」という見解もあるようです。

・パフォーマンスオプション:仮想メモリ
 「ページングファイル」をなしにするという設定です。効くという話もありますが…
 追記現在、「なし」にしています。

・サウンド設定
 プログラムイベントで鳴らす音をすべて「なし」に設定するというものです。
 追記現在、「なし」にしてみました。設定は保存できるので一度やればOKです。ていうか「サウンドなし」ってプロファイルありますね。

・Prefetch
 12/03/18追記:「Prefetch」「Superfetch」を停止する設定です。OSやアプリの起動を速くするためのものらしいのでアプリ起動後の再生音には影響あるようには思えませんが、そこはそれ“サービス停止によるシステムの軽量化”というお題目で。だってPC-Audioだから(笑)。
 レジストリ弄っての設定となります。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management\PrefetchParameters

にある、「Enable Prefetcher」と「Enable Superfetch」の値を0にします。「Windows\Prefetch」フォルダの中身も削除。

参考:http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb499146(v=winembedded.51).aspx

 なんかクリアになったような…サ行がキツくなったような…気もするような?(苦笑)
 あんまり関係ありませんが、同時にデフラグの自動実行もOFFにしています。

・HDD書き込みキャッシュ 
 12/03/24追記:キャッシュとかプリフェッチとか変化あるような気がするので、こちらもDisableにしてみました。OSとしてのパフォーマンスは関係ないですから余計なことはしない方がよさげなので。
 といっても音楽再生中にHDDへの書き込みはほとんど発生していないと思いますが。

・背景色
 12/04/22追記:OSチューンと呼べないかもしれませんが、HDMIな以上必ず映像信号も同時転送していますので、背景色変えても音質が変わります。HDMIトランスミッタ&レシーバの信号パタパタ具合が変化するためです。普通は全黒がいいとされてますが、お好みあるかも知れませんね。

・アロケーションユニットサイズ
 12/10/06追記:これもOSチューンかどうか微妙ですが、WAVファイルを格納するパーティションは“どうせ50MBくらいのファイルにシーケンシャルアクセスするだけ”が目的の領域になります。細切れの小さなファイルは原則ありませんしランダムアクセスもしません。であれば、アロケーションサイズが大きい方がアクセスの手間が減るかも知れませんしフラグメンテ-ションのレベルも低くなりそうな気がします。これって音質に影響あるでしょうか?
 標準4Kと64Kを比較してみました。もちろん同じHDDの同じ領域をフォーマットし直しています。
 64Kの方がナントナク覇気がない感じの音ですかね。比較に時間を要するので精度は高くないですが、影響はあるように聴こえました。

・インデックスサービスの停止
 OS軽量化の一環です。ドライブのプロパティから行っています。効果のほどは解りません。

・「Windowsの機能」
 12/10/20追記:E-350システムにおけるWindows7-HomePremium SP1(64bit)の機能設定一覧ウィンドウを貼っておきます。

Windowsサービス

 ほとんど機能停止していますがこの設定でAudio再生に支障はありません。「メディア機能」が塗りつぶされたままなのは、Windows Media Playerだけ残してあるためです。
 なお、Windows8でIE10以外はすべてチェック外してみましたが、それでも大丈夫のようです。

機能最小

・サービス
 12/11/02追記:現時点ではFidelizerは使っていません。そこで気になるのが不要なサービスの処置ですが、
「管理ツール」の「システム構成」から無効化できます。その実体は「msconfig.exe」で、Windows7における在処はこちらです。→C:\Windows\System32\msconfig.exe
 スタートアップの制御もできますので、ショートカットなど作っておくと便利かと思います(といっていじって安全な設定変更ではありませんが)。
 「管理ツール」には「サービス」項目もありますし、上記「Windowsの機能」サービス制御との関連など、実体は理解していませんが(苦笑)。

・「サービス」より「システム構成(msconfig)」の方が上位
・「システム構成」ではOS起動時の設定を行っており、こちらで「無効」にしたサービスは起動後に要求があっても「有効」になることはない
・「サービス」ではOS起動中のサービスの状態を「開始」「停止」などに変更できる。「システム構成」で有効になっているもののみ扱える

かな? スタートアップの種類の名称「手動」ってのが判りにくいですね。「手動」だとユーザが手ずから開始しなくちゃいけないみたいですが、普通はプログラムが自動的に開始するものですよね。

 無効化(次回起動時にサービス起動しない)は、msconfig「サービス」タブでチェックをハズせばいいのですが、Audio再生に関わるサービスまで止めてしまうワケにはいきません。が、どれが必要なのかはハッキリ判りませんのでこれまでは手を付けていませんでした。
 が、とりあえず実施してみた簡易な方法を記します(この方法でAudio再生はできました)。

 「Microsftのサービスをすべて隠す」チェックをハズし、Audio再生中に「状態」をソートして「停止」ステイタスになっているものを無効にする

です。
 これに加えて明らかに要らないだろうネットワーク関係などを無効にしてみたところ、ウチの環境ではプロセス6個、メモリは100MBくらい減りました。OS起動終了も明らかに速くなりましたし。
 「すべて有効にする」で元に戻せます。
 音質に効いてるかどうかは微妙ですが、精神的にはよいですね。

 もちろん、ネットじゃなくてローカルストレージからのAudio再生特化PC限定の技です。


■「Thindows」開発秘話

 12/11/18追記:上記では「よく判らないので」ということで簡易方式を紹介しましたが、意を決してmsconfigの設定でサービスを極限まで減らすことにチャレンジしてみました。
 以下、E-350環境のWindows7 HomePremium SP1(64bit)上で排他WASAPIを使う場合にて(ASIOなどでは事情は異なるとの情報いただきました。ありがとうございます)。

 いきなり結論。Audio再生中に「実行中」になるサービスの中から、web情報や「管理ツールのサービス」のプロパティによる依存関係などから当たりを付けて試行錯誤してセレクトした結果を以下にまとめます。

☆…msconfigにはないので無効にできないサービス
◇…無効にしても勝手に有効になるサービス
□…手動で有効にする必要があるサービス

 以下の書式で記します。

依存されるサービス
  上記に依存するサービス

□Multimedia Class Scheduler
  □Windows Audio

◇RFC Endpoint Mapper
  ☆Remote Procedure Call(RPC)
    □Windows Audio
    ◇Task Scheduler
    ◇Group Policy Client

☆DCOM Server Process Launcher
  ☆Remote Procedure Call(RPC)
    □Windows Audio
    ◇Task Scheduler
    ◇Group Policy Client

☆Plug and Play
  □Windows Audio Endpoint Builder
    □Windows Audio

□Power


・msconfigにはない☆
 3個すべて「Windows Audio」が依存しているので必須。「管理ツール」には存在しますがmsconfigにはないので有効無効はいじれません。デフォルトで「自動で開始」しています。依存元が要求するのがトリガかも。

・勝手に有効になる◇
 「RPC Endpoint Mapper」は「Remote Procedure Call(RPC)」に依存されるので必要となります。ゆえに自動有効化すると推定。
 「Group Policy Client」は、これに依存するサービスはないようなので、自動有効化の理由は不明です。
 「Task Scheduler」は、自動有効化しますがmsconfig上では停止状態になっています。管理ツール上では「自動で開始」状態になっていますので、スケジューリングするタスクがない場合は自動的に有効になるが停止してしまうのかも知れません(メインPCでは「実行中」になっているので)。

・手動で有効にする必要がある□
 「Windows Audio」はどう考えても必須と仮定すると、それが依存する「Windows Audio Endpoint Builder」「Multimedia Class Scheduler」も必須となります。名前からも想像できますね。そしてこれら3個を有効にすれば他に必要なサービスは無効化できないか自動有効化しますので設定する必要はありません。
 しかし、これだけではAudio再生できないのです。web情報を頼りに試行錯誤した結果、「Power」が無効だとAudioサービスが起動しないという情報があり、やってみると確かにその通り。しかし「Power」に依存関係はありません。また、必要ならなんで「Power」は自動有効化しないのかは不明。
 ということで手動では上記に、「Power」を加えた計4個のサービスのみ有効にすればよいことになります。

 以下、Audio再生中のmsconfig「サービス」の状態です。

msconfigのサービス

 同じく再生中、タスクマネージャ上の「サービス」です。

サービス

 「Multimedia Class Scheduler」が正に「MMCSS」として実行中なのが判りますね。

 名付けて「Thindows7 AudioPremium(WASAPI Version)」の完成です(笑)。

 IMEが動かないなど失うものもありますが、Audio再生には支障ないと思います。HDMI-Auidoだけでなく、USB-Audioも一応鳴りました。サービスが起動しないのでプロセスもごっそり減ります(20強くらいになりました)しメモリ消費量も減ります(500MB強くらいになりました)。当然起動もかなり速くなります。

 なお、各種設定やら何やらはすべて終わらせた後の最後の手段として実施しないと、いろいろ出来ないことが出てくる可能性があります。例えば「Windows機能の停止」はできなくなりました。ドライバのインストールも失敗することがあるみたいです。

 Windows8でもやってみました。同じリクツでThindows化可能ですが、無効設定を無視して実行中になるサービスが増えたようです(IMEが無効にならないなど、それはそれでいいけれど)。

 音質は…もちろん、“よくなったように”聴こえますとも(笑)。

 ただし、本例は「とにかく音を鳴らすのに最低必要なサービスのみにする」というハナシです。「止めても音は出るが、止めない方が音質にいいサービス」も考えられます。データ転送効率化サービスとか。


 あ、すべてのチューンはもちろん“自己責任”でお願いします。爆発したりはしないと思いますけど。


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