DDC完全独立宣言?それとも超豪華DC?

10/07/05初稿

■DDC完全独立宣言

 REX-Link2EX、動作時消費電力が81.5mA(カタログ値)しかありません。ウチの安定化電源の表示では「0.05~0.07A」ですので、実際にはもっと少ないようです。

 この消費電流値であれば、電池駆動も現実的ではないかと思います。
 電池駆動にすれば、なんとREX-Link2EXは、Inputが無線、Outputが光、電源が電池いうことで電気的に完全独立状態で動作することになります。
 うほ~、なんか凄そう。

 そこで、eneloop4個直列の電池BOXを作り、約5Vの電源として動かしてみました。
 ちなみに本家RATOCさんでもやってらっしゃいます(*)。面白いメーカさんですね。

*:http://blog.ratocsystems.com/pcaudio/2007/11/214_95f8.html

 上記にもありますが、電池から直接電圧が取り出せない場合はDC/DCコンバータによる昇圧が入りますので、ウツクシイ電源という意味ではやや疑問符が付きます。乾電池は1.5Vなので、4本だと6.0V。充電池は1.2Vなので4本で4.8V。通常、「電源」って±10%程度は許容できるように作られますので、eneloopの方が近いですかね(実際には5.02Vくらい出てました)。

 さて、ウチはACアダプタとじゃなくてKIKUSUIの安定化電源との比較での音質評価・レビューもどきですが…
 やっぱり静かになって音量が下がったように聞こえます。また、音が柔らかくなって女性ヴォーカルに暖かみが出てくるのはいいですね。一方、低域の締まりなどは逆に緩く聴こえてしまいます。
 細かい音の再生という点では明らかに勝ってますね。
 好き嫌いの出そうな違いですが、それはさておきこれだけ違うとは思いませんでした。
 だって、DACへのI/Fは光S/PDIFなんですから、その光信号が安定化電源と電池でこれだけ違うなんてねぇ…


 REX-Link2EXの電源は5Vですから、USBケーブル経由で電源供給する機器用の外付けバッテリが使えます。
 USBケーブルの工作が必要ですが、これらにチャレンジするのも面白いかも知れません(DC/DCは入っちゃいますが)。

         

   ←工作しなくてもイケるかも? 極性統一プラグ#2(5Vクラスの標準規格)と思われますが。


 RATOCさんからAudio用の電池駆動可能な外部電源が出ました。電池だけでなくACアダプタやUSBバスパワー電源もフィルタでキレイにしてくれるようです。もちろん電池以外は「完全独立」にはなりませんけど。
 Audio用ACアダプタも。

   


■いろんなUSB電源

 10/07/10追記:
 完全アイソレーションも面白いのですが、5V電源を変えることであれほど音質差があるとなると、いろいろ試してみたくなります。
 USB-DCプラグケーブルを自作して、手始めにHDC-1LのUSBポートから給電。ワイヤレス化した意味がないと言われそうですが、USB信号系は分離している効果は残るハズです。
 思ったより悪くないです。eneloopより高音も低音もメリハリが出てきます。バッテリ駆動状態のノートPCのMG70Wからも給電してみましたが、同じような傾向ですね。ちょっと“ガサツ”な感じがするのは、やっぱりPCはノイズの塊だから?
 余談ですが、PCのUSB5V(とGND)の品質っておそらく千差万別なので、やっぱりUSB電源のDDCってキビシイんじゃないかなぁ。

 他にはないかとシステムを睨んでいたら、AVアンプのUSBメモリ再生ポートがあるじゃないですか。おお、Audioグレードの5Vだ! と、早速AX2700のUSBポートから給電してみると… あ"~ PureDirectモードだと電源カットされちゃうぢゃないですか。というか、それ以前にUSB再生モードにしないと給電されないし。使えん。
 Audioグレードの5VをGetするためにAVアンプ買ったろかと一瞬思いましたが、SACDプレーヤ(というかDSDトランスポート?)としてだけ買って普段は使ってない「DV-610AV」にもUSB端子あることに気づいて暴挙は回避(笑)。

 早速繋いでみると…これがいいんですよ。というか、もの凄くいい。eneloopの柔らかさとPC-USB給電の解像感やスピード感がいい具合にバランスしてます。電気的にはDV-610AVの傘下に入る形にはなっちゃいますが、DV-610AVはHDMIすら普段は繋いでおらず、ACからDDCまでストレートラインで電気的に枝分かれしてないのがいいのか… 中身がシンプルなのがいいのか… DV-610AV恐るべし! 流石ゴールド○ン○の中身の子孫(笑)!!



 しか~し! 想像もできなかった恐るべき欠点が!
 DV-610AVには30分何もしないと「オートパワーオフ」する機能があり、なんとこれがOFFできない。ということで、REX-Link2EXを鳴らしていると30分ごとに電源が落ちてしまうぢゃないですか(涙)。

 うみゅ~ん。プレーヤ買い換えるか? とするとBDプレーヤか? 高級機の5V出力ってもしかしてもっと良いのか? でもSADCとBDのユニバーサルプレーヤってどえらく高いし。じゃあSACD用にDV-610AVを残してBDプレーヤを買い足すか? 3Dも睨んで。
 米SONYが出してるBDP-S1700ES(*)とか国内発売されるまで待つか?
などと妄想する日々でした。

*:http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100708_379354.html

 さて、他によさげな5Vないかな~

 あっ、BDレコーダにもUSB端子がっ! BDZ-V9から給電してみましたが、DV-610AVには及ばず、でした。


■やっぱり安定化電源…とシステム電源考

 10/07/18追記:ということで、結局菊水の安定化電源から給電していますが、DCケーブルにアルミホイル巻くとしっとり感が出てきます。もともとDCケーブル換えると音が変わるのは判っていましたが、無線化でPC側と電気的に分離されたことで影響はより顕著になったようです。DDCのDC電源の質がS/PDIFの信号品質にほぼそのまま影響を与えることになったワケですから、考えてみれば当たり前かもしれません。
 ということで、シールドがあるスピーカケーブルをDC5V電源ケーブルにしてみようと物色。結果、Ortofone製SPK-3100を購入(\840/m)、DCプラグをハンダ付けして自作しました。スピーカケーブルとしての評判はいいようですね。
 そのまま投入してみるとものすごくキンキンな音に。またまた細かい音が聴こえるようにはなるんですが。善し悪しは別としてこの違いにまたびっくり。で、ジタバタと調整した結果、以下のような変更を加えてなんとか落ち着かせてました。

・AVシステム裏にある4個ある壁コンには「AVアンプ」「メインアンプ」「DDC用電源」の3個のみ接続。実はすでにテレビやレコーダは部屋の中の別の壁コンから10mタップで延長してもってきており、AVシステム裏から電源とっている時に比べて格段の解像感アップなどあったのですが(低コストで効果大。オススメです)、今回、4個目の機器だったPCも、AV機器裏直からテレビなどのタップの仲間に変更。これもワイヤレス化による電源分離ができているからこそ(電源GNDを遠くにもって行っても影響がないはず)。
 システム裏の壁コンには、Audio再生に関係ない機器の電源が繋がってると機器の電源がOFFでも音が重くなります。スイッチ付きAV用タップ(TEAC製AV-P155)で切ってもダメなので、スイッチが片切りじゃないかとテスタ当たってみたら、COLD側しか切ってませんでした。う~ん。
 11/02/12追記:上記の状態にも関わらず、TVの電源ケーブルをS/A LABのSAC1.8にしたら激変。Audio再生中はTVはOFF(主電源は入ってるけど)なのに、なんで???

・PC用に使っていたアイソレーショントランスをDDC電源の安定化電源用に。これもワイヤレス化の前はPCに使った方がよかったりしたのですが、電気的に分離した状態ではDDCの電源に使った方がよいようです。

 音質向上のためには、おおもとのAC周りから気を遣う必要があるということがよく判ります。ノイズ源になるのか、ACコードがノイズを拾うのか、導体が存在するだけで何か悪さしてるのか… 特に、DC電源で動く機器の保護(PC-AudioにおけるDDCやDACは要注意)、ACアダプタの分離はミソですね。
 こういう経験すると、DC電源のDDCやDACのレビューって、「DC電源の音」を聴いてるんじゃないかって思ってしまいます。

 「如何に、よりウツクシイDC電源を得るか?」 これが当面の課題になりそうです。

 少なくとも使ってない機器は「両切り」で切断しないと安心出来ませんねぇ。ちょっと探したところではお手軽タップで「両切り」を謳ってるのはこれくらいかなぁ。3mと5m。

    


 Audio用両切りスイッチ付きタップなんて、その目的からしてないような気がする…


 10/08/01追記:ピュアDCを得るため、CSE製クリーンレギュレータRG-50を購入しました。在庫している店はあまりないと思いますので、とある店で取り寄せ直送、中3日で届きました。

んで、
 壁コン→ノイズフィルタ→アイソレーション→レギュレータ→安定化電源→DDC
という超豪勢なDC生成システムとなりました(詳細は使用機器一覧記事ご参照)。加えてそれぞれを接続するACコードはAET製プラグ&ハイエンドホース3.5、DCケーブルは前述の通りOrtofone製SPK-3100で接続。全部で一体いくらのDC5V?(苦笑)
 RG-50もアイソレーション機能はあるからTX-200を入れてる意味はないようにみえますが、入れた方がいいんです。RG-50が発生させているノイズを壁コンACに戻さない、という効き方なのかなと思いますがよく判りません。
ちなみにRG-50のACケーブルは直だしでごくフツーの家電に付いてるようなケーブルでした。極性表示もないし。でも、どうせクリーン電源に作り直すのですから、入力ACに気を使う効果は少ない可能性も高いのではと思って納得しています。
 同時にPS-Audioの「NoiseHarvester」も投入し、システム裏の壁コンに直挿し。1週間ほどエージングした結果を聴き比べてみます。音質評価、レビューもどきを少々。

・RG-50
 NoiseHarvester付きとして。
 上記のようにRG-50を組み込んだ状態と、RG-50をパスした場合(TX-200とKIKUSUIを直結)で比べてみます。
 もの凄く違います。パスすると高域は出ないわ低域は団子になるわで、鈍重な音になってしまいます。というか、それが元の音でRG-50を入れたことによる音質改善がシャレにならないレベルだってことなんですけど。
 上記の超豪勢DCシステムとしての差異なので、システム構成によっては効果がどうなるかは判りません。が、DC電源動作のDDCにおけるクリーンDC電源の重要性は間違いなく、そのためにはクリーンレギュレータの効果は絶大、と(少なくともウチの環境では)言えそうです。
 …やっぱり、DDC評価ってDCの質を聴いてるような気がする。USB給電ならPCの5V、ACアダプタならそれの出力、AC入力なら内蔵されているAC/DCコンバータ(つまり電源)の音なんじゃなかろうか。

・NoiseHarvester
 時間帯などによってLED点滅度合いはすごく変わります。土日午前中なんかはほとんど点滅しない時があります。Audioシステムの部屋のエアコンをONすると、始動時には激しく点滅しますが動作中は非動作時との違いはあまりないようです。ACノイズ源として定評ある調光機能付きダウンライトにも反応します。なんだかちゃんと動作してるっぽい(笑)。
 さて、超豪勢DCシステムにおけるHarvesterの有無による音質差ですが、あまり激しく点滅してはいない状態でしたが、じっくり聴くと無い時の方が平面的な音になるようです。RG-50をパスした時の違いには及びませんが、効果はあると言っていいと思います。もちろん、主にAC環境がどうなってるかによってその差異の出方は全く違ってしまうと思いますが。



 ちなみにRG-50の出力におそるおそる挿してみたところ、点滅しませんでした。ちょっと安心(苦笑)。


 10/08/16追記:もしかして豪勢5Vにしたアナログが凄く良かったら悔しいので、念のためREX-Link2EXのアナログ出力も聴いてみました。A-1VLのCD-INへPantherで繋ぎます。
 S/PDIFと同じような特長が残っていますが、よりキレイな安定感のある音に。解像感も上がって聴こえます。が、優等生な音で低域のうなりなど、エモーショナル感は落ちました。
 ちなみにUSB2.0をEnableにすると低域が減少し、全体的にこじんまりしたおもしろみのない音になります。
 ついでにSANYOのリチウムバッテリでも聴いてみると、高域の解像度がとても高いですが低域は減少しました。
 eneloop4本の電池パックでは、全体的に柔らかい音になります。低域は出ますがまったりしている。といっても歪みがあるワケではありません。
 総じてとてもレベルの高い音だと思いますが、豪勢5V+S/PDIF(経由DSP-AX2700のDAC)の味わいと得も言われぬ凄みが一枚上だと感じます。C/Pは間違いなく最悪ですけどね(苦笑)。



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