グラボとQuickSyncVideoを共存させる法(Z68にて)

 久々にPC組み直しました。
 OverClockするつもりは特にありませんが、DisplayPortとQuickSyncVideoとオンボードストレージコントローラという条件で選んだらたまたまZ68にになりました。CPUはHD3000にしとこうと思って2600Kに。


■やっぱりヌケてるIntelドライバ

 さて、オンボードGfx(正確にはCPU内蔵Gfxですが)が使い物になるなら、DisplayPort経由でDellの3008WFPに接続してGfxカードレスでもいいかな~と思っていたのですが、速度はともかくPowerDVD8でBDAV再生時に全画面(2560x1600)表示にすると画が小さいまま止まってしまうぢゃないですか。RADEON HD5750ならOK。HDCPコンテンツじゃなければ大丈夫。ありがちな不具合です。
 なんでDisplayPortにこだわるのかはHDCPがらみを考えたこちらの記事をどうぞ。

 ということで、オンボードのみで暮らしていくのはちょっと気持ち悪い。といって、HD5750だけだとQuickSyncVideoが使えません。いちいち配線しなおしたりBIOS変更するのはメンドクサイですのでなんとかGfxカードとCPU-Gfxを共存させたいのですが、どうすればいいかweb情報ではイマイチよく解りません。
 ので、いろいろ試してみました。


■プライマリディスプレイってなんぞや

 よくwebでは「グラボと同時使用する場合は、CPU-Gfx(以下内蔵Gfx)がプライマリディスプレイになっていないとQuickSyncVideo(以下QSV)は有効にならない」と解説されています。
 が、そもそもプライマリディスプレイってなんやねん?
 Windows7の「画面の解像度」設定で出てくるのは「メインディスプレイ」という項目。AsusのUEFI解説には「Primary Boot Device」って文言があるようだけど…
 ということで、以下の環境にてテスト。

・M/B・・・GIGABYTE製GA-Z68X-UD3H-B3 BIOS:F3
・CPU・・・Core i7-2600K Gfxドライバ:8.15.10.2321 3008WFPにDVI-D接続
・Gfx・・・RADEON HD5750 ドライバ:11.5(8.850.0.0) 3008WFPにDP接続
・OS・・・Windows7 Home Premium SP1 64bit
・エンコーダアプリ・・・TMPGEnc Video Mastering Works5 5.0.6.38 体験版

 BIOS設定は以下の通り。

・Init dislay First = PCIE x16
・OnboardVGA = Always Enable(F2まではなかった”Auto”でも同じっぽい)

 こうしておくと、ふたつのGfxドライバが組み込まれて有効になります(OS搭載汎用Gfxドライバではマルチディスプレイ対応していないみたいなので注意)。
 「Init Dislpay First」に設定したGfxにBIOS画面が出ます。また、OSの「画面の解像度」におけるディスプレイ番号①になります。
 しかし、「ディスプレイ番号」と、OSから設定可能な「メインディスプレイ」とは縛りの関連はありません。ディスプレイ番号が②でもメインディスプレイに設定できます。前者がBIOSレベル、後者がOSレベルでの挙動設定なのですね。具体的には、メインディスプレイになった方に「タスクバー」が出るってワケです。


■やればできるぢゃん

 “プライマリディスプレイ”の謎は解けません(笑)が、さて、上記設定にてOSの「画面の解像度」設定の「複数のディスプレイ」項目を「表示領域を拡大する」にして、Dual Display環境(Indipendent)にします。「メインディスプレイ」はHD5750にします。メインに使いたいので(笑)。ディスプレイ番号はHD5750が①、内蔵Gfxは②になっています。
 なんのことはない、これでTMPGEncにて「Intel Media SDK Hardware」が選択可能になるではないですか。内蔵Gfxがいわゆるディスプレイ番号①でなくてもメインディスプレイでなくても動作します。ただし、「デスクトップを1のみに表示する」にして、内蔵Gfxからの出力をOFFにしてしまうとTMPGEncから選択できなくなります。

TMPGEncMW5エンコーダ設定

 TMPGEncVMW5のエンコーダにQSVが選択できるのはH.264形式に出力する時だけです。QSV自体はMPEG2などにも対応しているハズなので、そのうちUpdateされるかもしれません。


 以上より、普段は「デスクトップを1のみに表示する」(1=HD5750)にしておき、QuickSyncVideoを使いたい時だけ「表示領域を拡大する」にしてDualDislay状態にすればよさそうです。内蔵Gfx側画面は見えなくても支障ありません。もちろん常時DualDisplay環境なら切り替えは不要でしょう。
 あ、QSVが使える状態になれば、TMPGEncはHD5750側画面で操作してもOKでした。


 ただ、これは上記H/WとF/W、およびOSとアプリの組み合わせでの結果であり、例えばH67だとどうなるかは判りません。もしかしたらZ68でこのように対応したのかも知れません。
 なんとなくBIOS制御がかなり効いていそうな気もします。



 ご参考まで。


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