スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

AとVの狭間で

10/09/23初稿

 11/08/13追記:HDMI-Audioに宗旨替えしましたので、現在はHDMIも“1系統だけ”常時接続しています。詳しくはメインメニューからどうぞ。
 12/07/29追記:HDMIも光ファイバケーブルが登場したのでアイソレーション復活しました。詳しくはHDMI光化記事にて。
 その他、時期によって使い方変わっていますのでアイソレーション状態は一定ではありません。ご了承ください。


■あこがれの「フラッグシップ(“準”だけど)」

 AVアンプ買い換えました。YAMAHA製DSP-AX2700からDSP-Z7(B)です。予定外でしたが激安の現品処分に出会ってしまったもので(苦笑)。
 この秋の新作AVアンプは主としてHDMI1.4対応がトピックですが、純粋に音声と映像関係のUpdateとしてはつまりは3D対応です。もっと言うと3Dで音声規格は変更ないので「3D画像信号のリピータ機能」の有無ですね。3D対応のTVを持ってなければ無関係の機能です。たとえ持っていても、プレーヤからTVにHDMIを直結すれば3D画面は楽しめるワケですから、1.4対応のAVアンプが活躍するシーンは「3DのBD再生+HD-Audioデコード」したい時に限られます。この後暫くは限定的なシチュエーションだと思います。加えて、AVアンプが1.4非対応でもHDMI2系統出力のプレーヤを使うなどの対応策もありえます。
 PC使っても出来ますしね(HDMI-Audio構築記事参照)。

 そもそもHDMIをAVアンプに常時繋がない運用しているので無関係(笑)。ということで購入に至りました。

 と、「いまどきHDMIをつながないAVアンプってなんだよ?」とお思いでしょうから、ちょっと説明します。


■AVアンプはAVセンターとして使わない
 
 結論を最初に書きます。
AVアンプは
普段は
  ・S/PDIFセレクタ
  ・DAC
  ・マルチチャンネルプリ(サラウンドエフェクタ)
  ・サラウンドスピーカ用パワーアンプ
必要な時上記に加えて
  ・HD-Audioデコーダ

として使っています。

 これまでの経験から、Audio的には「極力シンプル」な構成が有利だと考えています。プレーヤ+アンプ+スピーカの最小構成が一番有利だと思います。
 しかし、以下のような楽しみ方も付け加えたいとなるそうはいきません。

・Visualも楽しみたい=サラウンド対応
・SACDなどのマルチもいい音で聴きたい=マルチチャンネル対応
・HD-Audioも鳴らしたい=ハイレゾ対応

 いわゆるピュアオーディオ系(どこまでをピュアと言うかはアレですので、本稿では「AV系」に対応する呼称とさせてください)とAV系を分離すれば一番ですが、住宅事情その他からそうはいかない場合がほとんどだと思います。となると、AVアンプを導入せざるを得ません(ステレオハイレゾまでならAVアンプレスにできると思いますけど)。
 と言っても、AVアンプとTVやBDレコーダやDACやDDCなどを電気的に接続すると、GNDノイズ共有やGNDループの問題で音質劣化を招きます。BDレコーダなどのヴィジュアル機器にピュアオーディオレベルのGNDやSignal品位を求めるのは無理があるからです。
 でも、ハイレゾサラウンド機能を実現しないとシステムにAVアンプを入れる意味がありません。そこで、AVアンプに何をさせたいのか、その時にはどんな接続が必要なのかをを具体的に検討してみます。

・ピュア系のステレオ再生したい
 PCMの96kHz/24bit(Wantで192kHz/24bit)まで対応できればいいと思います。S/PDIFでも守備範囲内ですね。よってDDCから光S/PDIFで接続すれば電気的結合は回避できます(24/96を越えるハイレゾにUSBもAudio Class2.0で対応しましたね)。
 DACをアナログ接続でもいいかも知れませんが、電気的結合しても大丈夫なクリーンなDACと電源メンテナンスが重要になると思います。

・デジタル放送のAACをデコードしたい
 S/PDIFで対応できます。つまり、BDレコーダなどからはS/PDIF光で接続すれば電気的結合は回避できます。
 もちろん5.1chサラウンドまで対応できます。

・DVDやBDのDolbyやDTSをデコードしたい
 これもAACと同じくS/PDIFの守備範囲内。

・ハイレゾサラウンドをデコードしたい
 PCMやDolbyTrueHD、DTS-HD MasterAudioなどですね(非可逆圧縮のDTS-HD HighResolutionAudioもあるけど)。DSD(ステレオ&マルチ)も含めていいでしょう。これらはS/PDIFでは対応できません。HDMIで繋ぐしかありませんが、電気的にアイソレーションできるHDMIは一般的には存在しません。無線を使ってもレシーバ自体がひとつの機器になってしまいますし。
 さて、
・上記新世代フォーマットをデコードしたい時(HDMI接続必要)と、
・昔ながらのCD音源(ステレオハイレゾ含めても可)やデジタルTV放送やDVDをいい音で聴きたい時(S/PDIFでOK=HDMI必須ではない)と、
どちらが多いでしょう? 人それぞれだと思いますが、私は圧倒的に後者です。

 以上より、ウチでは以下のような構成・運用を取っています。

・BDレコーダなどの音声は光S/PDIFから再生。HDMIはTVへ直接接続。映像はこちらにて。

・BDプレーヤ(というかPS3)の音声は通常は光S/PDIFから再生。映像はTVに直接接続したHDMIにて。
 ハイレゾマルチソースを再生する時だけHDMIをAVアンプに接続、AVアンプからもHDMIをTVに接続。

・現時点ではDV-610AVによるDSD再生も上記とBDプレーヤと同等。


 なので、通常状態では、AVアンプのInputはBDレコーダ2機、PS3、DDCの4系統しか接続していません。それも全部光S/PDIFで再生機器とは電気的にアイソレーションしています。Outputはフロントプリアウト(プリアウトである理由は後述)とリアサラウンドスピーカ、サブウーファプリアウトのみ。映像系やアナログ音声は繋ぎません。極力GNDの純度を保つためです。
 ソースがデジタル化された今では、機器間ダビングの利便性はAVアンプに求められてないですよね。ですので、ぶっちゃけ、HDMIやS/PDIFに特化した“高級デジタルソース専用AVアンプ”があってもいいと思ってます。
 この運用のキモは、「フロントにHDMI入力があるAVアンプとTVじゃないと不便」なところです。AX2700では「HDMI中継アダプタ」を使ってリアのInputを前に出してました。



 DSP-Z7には「フロントHDMI」がありますので便利になったのもメリットです。
 12/10/13追記:一番上に追記した光HDMIを使えば、GND分離の意味ではBDプレーヤの常時接続もアリですね。


■AVとオーディオのハイブリッドシステムへ

 デジタル処理(DAC)については、AVアンプって実はかなりのレベルなのではないかと思ってます。
 例えばDSP-Z7では「DAC On Pure Ground」コンセプトで主にGND強化によってDAC動作の健全化を図っていたり、「ウルトラロージッタPLL」でリクロック精度を向上していたりと、当Blogで考えていたDigital音声処理のありようを具現化しています。
 もちろん単体DACの方が優れたものはあるでしょうけれど、AVアンプはHDMIやマルチやDSDまで含めて上記恩恵を受けられます。最低限必要なリアスピーカ用のアンプも手に入りますし、サラウンドエフェクトも楽しめます。コストパフォーマンス的にはかなりイイのではないでしょうか。CD音源系の再生用に専用DACを加えると、プリメインアンプに対してDACとAVアンプを電気的に接続することになり、システムの(電気的結合の)複雑化を増すことにもなります。

 アナログ段はどうでしょう。
 理想的にはAVアンプのパワーアンプでフロントスピーカもドライブできればいいのでしょうが、高音質なStereo再生クオリティを望むのはなかなか難しいところです。スピーカターミナルを見ても、ぶっといケーブル繋げませんしね(苦笑)。というか、極力パワー部は動かさない方がプリ部の音質は上がるみたいですし(DSP-Z7には“PREAMP MODE”があります)。ということで、ウチではフロントスピーカはAVアンプのプリアウトをオーディオ用アンプのMAIN-INに入れてドライブしています。
 こうするとずっと避けてきた複数機器間の電気的結合が発生してしまいますが、GND品質の高いそれなりのAVアンプと(プリ)メインアンプの組み合わせなら、結合しても電位が不安定になったりノイズを共有する心配はあまりしなくていいようです。実際、DSP-Z7とA-1VLの組み合わせでN805Sを鳴らすと結構凄い音しています。やっぱり電源がキモな気がしますね(高級オーディオのコストのかけどころ?)。

 さて、ここで、電気的結合が不可避の場合のTipsがあります。
 どうせ電気的結合しなくてはならないなら、GNDは極力強力に結合して同電位になった方がいいハズです。アナログ音声信号は「GNDに対する電圧」として伝送されるのですから。ということで、ウチではフロントとリア以外使っていないAVプリアウトをプリメインの各種Inputに接続してGND接続を強化しています。高域の解像感や低域の締まりアップといった効果があるようです。
 ただ、ケーブルの品位にも影響されるようなので繊細なチューニングをしないと逆効果の可能性もありますが、「余ってる高級インターコネクトがある」ような場合は試してみる価値はあると思いますよ。
 あ、でも、GNDじゃなくてプラグを付けることによるメカニカルな影響もあるかも知れませんね。
 11/08/24追記:HDMI-Audioにした際のチューニングでは、GND強化用接続を外した方がよく聴こえたりもしました。逆に言うと、やっぱり音質変化はあると思いますのでチューニング術としてはアリかと思います。
 14/08/27追記:PioneerのBDプレーヤに“それ専用”のRCA端子が装備されたようです(笑)。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20140827_663745.html

 サブウーファのケアはノーアイディアです。フツーにインタコで繋ぐしかない…最低限できることとして、ステレオ再生の時にはタップでAC電源をOFFして無通電状態とし、GNDループは発生しないようにしているのですが、タップも両切りじゃないと不完全かも知れませんね。
 延長ケーブルをフロントに出して繋いだり外したりってのもちょっと…

 リアスピーカ用パワーアンプはAVアンプのパワー部をそのまま使ってます。AVアンプをプリのみにして外部パワーアンプを増やす電気的的結合の複雑さが…マルチch用パワーアンプっていうのもやってはみたいのですが、お金と置き場所が…
 ただし、オーディオ再生時にはAdvanced Menuから「PreAmpMode」をONにしています。パワー部をカットオフするもので、効果はあると思います。ON/OFFメンドクサイですけれど。ワンタッチにして欲しいなぁ。

 以上、AとVを混在させる環境について、いいカンジの“おとしどころ”ではないかと考えています。

 ちなみにDSP-AX2700とDSP-Z7の差(評価・レビューもどき)ですが…
 あくまでもウチのシステム(上記のような運用)での結果ですが、入れ換えて若干チューニングした結果、あきらかな音質向上が得られたと感じています。確実にワンランク以上うえのパフォーマンスがあると言っていいと思います。
 一番の違いは、AX2700の時は入れていたCSE製電源ノイズフィルタをそのまま使ったらダイナミックレンジが圧縮されたような音になったので外したことかな。最初は判らなくてちょっと悩んじゃいましたよ。

 なお、F/Wは購入時点で1.06でしたが、最新の1.11にUpdateしてから常用開始しています。

 ちなみに、Z7搭載のDAC情報はありませんが、Z7はDSP-AX3900をベースとしたチューンアップ機とのことであり、その3900のカタログにはPCM1791の写真が載っていますので、おそらく同じでしょう。


■余談

 工業製品の原価(部品&生産コスト)は数に支配されます。部品は購入数が多いほど安く買えるのが普通ですし、生産数が多い方が効率も上がります。また、原価に上乗せされるメカ型代や開発費、生産設備などのイニシャル償却費も当然販売数が多い方が低くなります。
 さらに言うと、実際の販売価格は原価では決まらず購入者の価値感で決まります(だから「定価」が存在する商品はほとんどなく、通常は「メーカー希望小売価格」または「オープン価格」)。高くても売れるなら高い利益で売りますし、そうでなければ薄利になります。実はメーカには売価を決める権利はないのです。
 ですので、メジャーメーカの「7chAVアンプ」と、職人が手作りするような少量生産メーカの「2chステレオアンプ」では、たとえ1chあたり同じ物量やデバイスを投入したとしてもその原価はかなり違うはずです。最終的な売価ももちろんまるで違うでしょう。
 もちろん小規模メーカーの方が根本的な経費や宣伝費などが低いといった優位点もあるでしょう。


メインメニューへ

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

805 VS 805S!新旧ノーチラス対決

10/04/18初稿

 音質の感想なので、言うまでもなく主観的記事です。

■ユニット増し締め

 11/10/01別エントリーだったのをこちらに合体。

 いろいろいじくってて微妙にネタが無くなったので(笑)、05/03/25に現品処分で購入したB&W製Nautilus805(Sではない)のウーファユニットのネジ増し締めを09/12/12敢行。もう4年と9ヶ月も使ってるンだなぁ。
 トルク管理しない増し締めって、バランスを崩す恐れもあるので手を出さないでいたんだけど。

 あんまり強くは締めないように均一に、と注意して実行。
 6角ナットですけど、イギリスメーカなのでミリ系、3.0mmのレンチが必要です(改造ツールとして準備は万端)。

 何故だかユニット右側中央のネジが特に左右2本とも緩め。もしかしてチューニング? という疑問もちょっとあったけれど。

 締めた後の音質変化ですが、善し悪しは別として確実にありますね。オカルトじゃないと思いますよ。
 解像度が上がって高域が出るように(出るというか低域の不要振動によってマスクされるのが減るんでしょうね)なり、低域も締まりました。キレイな音ですがサッパリしすぎ、とも聴こえます。しかし、キャビネットとの連携で音は決まるワケですので、またちょっとエージングしないと落ち着かないのでしょうね。

 10/01/01追記:紅白観ていて「リアスピーカの増し締め」を思い立ちました。メインで高域がよく出るようになったってことは、反響音を担当するリアには結構影響あるんじゃないかと。
 リアは03/11/03に現品処分で購入したCDM1NTですけど、すべてのネジが“手応えと呼べる最低の抵抗感”程度の締まり具合でした。これってやっぱ緩んでるとしか…
 で、増し締めしました。
 リアだけ聴いてみるとスッキリした音になった気が。サラウンド感が増して自然になった気が。

 効果があるとかやらない方がいいとか、ネット上でもいろんな意見があるようですが、麻倉怜士氏の「オーディオの作法」では推奨されてました。P.106参照。
 メーカ(産地?)によって緩み易いのと難いのがあるような気もするけど…





■スピーカ買い換え


 実は今年の2月にメインスピーカ買い換えてました。
 B&W製Nautilus805Sです。
 モデルチェンジで現品処分になっていたのを狙っていたのですが、会社帰りに結構マメにチェックしていた甲斐あってある日いきなり\69,800/本になってたのを発見。「今日下げたんです」という店員さんのセリフで決めちゃいました。805も現品処分でしたけど、今度もかなりお買い得。805のUpgradeが805Sってのも芸がないですけど(本当はELACあたりにしようかと思っていた)、スンマセン、保守的なもので。
 やっと慣らしも落ち着いたかと思うので、記事書きます。

 音がほとんど変わらなかったら大失敗でしたが、流石というかなんというか、805Sの方がワングレード上の音だと思います。ツィータとウーファの一体感があり、微細な音が聴こえるようになりました。また、ふれこみ通り明らかに低域が力強くなってます。

 メインスピーカを引退した805は先日リアへ(CDM1NTから変更)。しばらく放置していたのは、リアはシングルワイヤリングなのでどうやってショートさせようかと悩んでいたためです。だってバナナプラグの「栓」が抜けないんだもの。
 結局、Hi側ターミナルにアンプからのInputとLow側へOutputのケーブル2本をねじ込んで決着しました。イマイチスマートじゃないですけど。
 だって抜けないんだもの(苦笑)。

 805で統一したサラウンドは…明確な差は判らないですね。

 10/02/21追記:02/18に投入したての805S(現品ですけど)ネジ初期状態を確認してみました。左に設置したユニットの上2個だけですけど。両方とも一応(やや+α程度)手応えがある程度で、ギチギチでもギチでもユルユルでもなかったですね。805の増し締め敢行した時の平均的緩さよりも若干キツい程度?ってカンジかな。

 しかし805Dは高いスピーカになっちゃったなぁ。


メインメニューへ

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

アナログケーブルで音は変わるか

09/11/29初稿

 プラシーボとかブラシーボとか駄耳とかオーヲタとかいろいろ言われますが、変わると思います。デジタルケーブルと違って理屈は思いつきませんけど…

 本稿、音質変化の感想ですので、もちろんバリバリ主観的な記事です。


■スピーカケーブル

・スピーカケーブル:前振り編
 「切り売りBedRock+フルテック製YラグFP-201RのByWire」から
 「完成品RockefellerのSingleByWire」
に交換した時のことです(BedRockは1本の中で高域低域使い分けるのではなく、高域用と低域用を別に2本繋いでました)。

 同じAudioQuest製です。
 Rockefellerは高域と低域を別シースにする「Double Quad Helix」構造、BedRockは「ダブル4芯らせん構造」と言ってたらしいですが、Helix=螺旋ですから、まあ、同義でしょう。ということで、構造もきっとお仲間です。

http://www.phileweb.com/news/audio/200012/01/530.html
http://www.audioquest.jp/speaker.html

 BedRockの後継は現在Rocketシリーズになってると考えればいいのかな?

 「ケーブルとしてのグレードが上がった」「DBSが付いた」「完成品として端末処理(末端処理)された」というUpgradeですが、音質の評価レビューもどきとしては、確かに品位が上がって高域の情報量も明らかに増えました。総じて落ち着いたカンジになった言えばいいでしょうか。音量小さくなった気がしますので、いい傾向でしょう。
 もうちょっとエージングは必要でしょうけれど。

 ってそれだけだとただの「ケーブル変えると変わると思います話」なんですけど…

・スピーカケーブル:オカルト話
 実は、1年ちょっと前まで、BedRockの「ダブル4芯らせん構造」をなめており、「よく解らないけど大差ないだろう」とシースごとに+と-に見立てて結線して使ってました(恥ずかしながら4年間ほど)。
 その状態でチューンしたシステムに「WireWorld製EQUINOXⅢ+」と「AudioQuest製Rockefeller」(いずれもSingleByWire)を1日ごとに投入したことがあるのですが、どちらもなんだか低域がボヤつくという点においてとても似た音が出ました(一応1日中鳴らしてからの感想。いずれも中古)。その後、BedRockを「ダブル4芯らせん構造」に即して低域と高域を分ける結線に直したところ、やっぱり低域がボワッとするのです。

 つまり、「結線間違っていないスピーカケーブルを使うとそういう音が出るシステム状態になっていた」ということです。そして、同じBedRockでも結線を変えるだけでシステムの音が変わったということにもなります。
 ケーブル換えると音が変わることに関して、物理的な要因以外の電気的な要因もありえるのでは? と思わせる経験でした。
 いえ、断言する気はありませんが。
 「ベッドロック」「芯線」といったキーワード検索すると、同じような経験した方もいらっしゃるようです。

 かなり高級なケーブルに交換した直後、しばらくがんばって聴いても「違和感がある」と思ったということは、「高級ケーブルなんだから絶対いいハズ」という偽薬を飲んだことにはならないですよねぇ。
 心理学的には“自分で自分の裏をかく”みたいなプラシーボもあり得るんでしょうか?

 ちなみにその後のチューンで低域ボヤは改善させました。
 PS3とAX2700を繋ぐHDMIケーブルの交換で(笑)。
 SH-1010。高域のキレ、低域の締まり、確かに効果ありました。


■ACケーブル

 かなり変わると思います。自作していますが、同じプラグ・コネクタでもケーブルを換えると変わりますので、単純なコネクト部分のメカ要因ではないのではと思っています。

 変わる理由は判りません!(笑)

 思い切って購入したかなり高いORBの高級プラグ・コネクタを投入した時は、当時のウチのシステムに合わなかったのか常用になりませんでした。ケーブルは2種類試したのですが。
 これも「高い=いい」というプラシーボっぽくないですよねぇ。

 16/11/16追記:ACケーブルで変わる理由、ちょっと解ったかも?


■RCAインターコネクトケーブル

・RCAインターコネクト:方向性編
 かつて方向性指定があるRCAケーブルAudioQuest製CORALをプリ-メイン間に使っていたのですが、チューニング中の配線し直しでいつの間にか「方向性が逆」になっていた時がありました。CDM-1NTで聴いていた時は違和感なかったのですがN805に入れ換えたら低域が逆位相のような「キモチワルイ」カンジになったので、いろいろチェックしたら判明。音質が悪いというより、聴いているとなんだか気分が悪くなってくるのです。
 ノーマルの方向性に直したら違和感は消えました。
 プラシーボ理論ではちょっと説明し難い経験でした。

 16/11/19追記:構造上確かに方向性はありますけれど。

・RCAインターコネクト:DBS編
 これはつい先日10/08/16のことです。REX-Link2EX+豪勢5Vシステムで「ヘタすると破綻しそうな危うさがあるけれどとてもエモーショナルな音」が出てました。
 チューニングのためにシステム裏に入った時、ふとプリ-メイン間に使っているAudioQuest製PantherのDBSのバッテリチェックしてみたら、LchのLEDが光りません。「7年くらい保つんぢゃないのかよ~」と思いながら電池の電圧をチェックしてみましたが大丈夫そうです。電池BOXに戻してみたらLED点灯するぢゃないですか。いつからかは判りませんが接触不良が発生していたようです(ちなみにスピーカケーブルもDBS付きですが、そちらはOKでした)。

 両ChともDBSオンで聴いてみると、なんとまあ落ち着いた(安定したまとまり感のある)キレイな上質な音に。高域の「柔らかいながらも解像感の高い」細やかさは素晴らしい。けれど、低域の泣くようなベースの響きとかがものすごく減少しました。「安定感バツグンで大変上質だがまともすぎて味気ないかも」という音。
 では両ChともDBSオフにしてみると…安定感はあります。低域の「なんかヤバそう」な得も言われぬ魅力はけっこう再現できました。一方でシルキーな上質感は減少します。スピーカケーブルのDBSも合わせてちょっと実験続ける必要がありそうです。
 DBSってなんだかウサンクサイ理屈なんですけど、有無の音質差は歴然でした。もちろんそれが判るかどうかはシステムに依ると思いますが(善し悪しという意味ではなく)。

 特筆すべきは「DBSがLオフ/Rオンだった時、“ヘタすると破綻しそうな音”だと感じていた」ということです。つまりLとRが異なる状態だったのを「ヤバそう」と感じていたワケです。これもCORALの方向性が逆だったのと同じで意図的に作り出した状況ではありません。
 やっぱりプラシーボ理論では説明難しいのではと思う経験でした。

・DBS実験編
 10/09/11追記:10/08/28、DBSについて組み合わせ実験してみました。

・PantherOFF RockefellerON…ベースが出るがやや切れが悪い
・PantherOFF RockefellerOFF…ベースはさらに出るがシャカシャカしてくる
・PantherON RockefellerOFF…音が真ん中によって低域の切れも悪い
・PantherON RockefellerON…ベースは減少するも左右が広がりまとまりのある音に

 RockefellerのDBSはONした方がよいようです。
 PantherのDBSはONした方がいい音だが、特に低域のイマイチ感は…アナログチューンで?
 Pantherについてはもう一歩ツッコンでおこうと思い、RchOFFとLchOFF聴き比べもしてみました。
 LchOFFの方が広がり感や低域の震えなどがよい。両chONと比べると、やっぱりLchOFFには妖しい魅力はある。

 もちろん部屋の特性などにもよると思いますが、とりあえずマトモに両chONでいこうかと。


メインメニューへ

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

DSD再生から始めるHDMI-Audio(HDMI規格まとめ付き)

09/10/05初稿

 初稿時からタイトル変えてBDP-S470の情報を追記しました。
 なお、PCを使ったHDMI-Audioについては、可能性探索記事や、イケそうだって判断した記事実際構築した記事をご参照ください。


■SACD…というかDSDも(ビットストリ-ムで)聴きたい

 PC-Audioってとってもいいんだけど、ひとつ(ふたつ?)だけ問題が。
 それは「SACD再生できない」こと(DVD-Audioはできなくもないけど…)。

 解決策はズバリ「諦めること」(笑)。
 というか、SACD再生は諦めてPC-Audioでは24/96とかHD-Audioやりましょう。で、SACDはPS3か専用プレーヤに任せましょう。
 でもPS3で再生できたのは初代機だけだし、SACD対応プレーヤは高いし…と私も思ってました。でも、実はSACD(ついでにDVD-Audioも)再生可能な「DVDプレーヤ」があるんですよ。

  ←しかもこのあきれるお値段(笑)

  ←こちらはアニキ分

 なんとマルチチャンネルも可能。それどころかHDMIも搭載していて、しかもそのHDMIからSACDマルチは出力できるのに加えて「DSD(DVDじゃないよ)ビットストリーム出力」も可能というおったまげ商品。
 …ていうか、「SACDプレーヤ」で探しても出てこないからずっと知らなかったよ。せめてユニバールプレーヤってどっかに書いといてよ。

 これなら、DSD転送まで含めたデジタル信号抽出装置に使える(安い=物量がない=アナログ部がチャチくても超OK(笑))。

 ということで、DV-610AV音質の評価・レビューもどきです。
 う~、DSD接続やってみたい! と、「DSD転送お試し価格」だと思って買ってみた私ですが、HDMIケーブルをそれなりに奢ってやれば結構いい音出しますよこれ(というか値段はケーブルの方が3倍くらいするけど(大爆))。ちゃんとDSP-AX2700とDSDモードで繋がってます。
 少なくとも\12,800の音じゃないです。高級HDMIケーブル使ってるからだとしても、それをプレーヤの一部と考えても\50,000もしないのですから凄いC/Pだと言えるでしょう。Digital-Audioではそういう考え方もアリだと思っています。
 といいつつ、本命システムじゃないのでHDMIケーブルで音が変わるかはすいません試してません。それまでPS3に使っていたSAEC製SH-1010をそのまま繋ぎ換えてそのままっス(PS3では変わったけど)。

 普段あまり使わなくてもこのサイズなら邪魔にならないし。おなじような機能をもつアニキ分DV-800AVもいいんですが、ちょっとお高いのはまだしもフルサイズコンポだから失敗してもいいや感覚では手を出しにくいんですよね。
 もちろん接続はHDMIだけ。よけいなケーブル繋いじゃダメです。純粋にデジタル信号抽出装置として使います。というかウチのDV-610AV、HDMIしか繋いだことない。

 この前身機の「DV-600AV」と「ゴールドムンド」で検索すると楽しい情報が出てきます。ご存じの方も多いと思いますが。
 いい音するワケだ(笑)。


■HDMI規格まとめ

 さて、このDSD転送ってのはHDMIのどのバージョンから対応しているか、規格の変遷をまとめておきましょう(AVに関係なさそうな事項は記載してませんのですべてではないです)。

・HDMI 1.0
  ・1080pへの対応
・HDMI 1.1
  ・Dolby Digital&DTS音声伝送への対応
  ・DVD-Audioへの対応
・HDMI 1.2
  ・SACDのDSDビットストリームへの対応
  ・PCディスプレイへの出力への対応
・HDMI 1.2a
  ・機器間制御機能追加
・HDMI 1.3
  ・Deep Colorへの対応
  ・Dolby True HD&DTS-HDへの対応
  ・リップシンク(各機器のディレイタイムの調節) への対応
・HDMI 1.3a
  ・機器間制御機能追加
・HDMI 1.4
  ・ARC(Audio Return Channel)、HEC(HDMI Ethernet Channel)機能追加
  ・4K2K画素数モード追加(動画商品は当面なし=静止画用)
  ・3D対応(*1)
   3D対応における1.3と1.4の違いは帯域拡張などではなく、
   パケット送出タイミング規定などの模様。
   その規定対応のためには(フツーなら)新型TX/RX?が必要らしい(*2)。

*1:本田氏の記事:http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20090528_170295.html
*2:Phile-web記事:http://www.phileweb.com/review/column/201002/12/71_3.html

 ということで、HDMI1.2以上に対応しているAVアンプ持ってるなら、AVアンプの高性能DACを使ってマルチもDSD接続再生も思いのまま。気が付いたらHDMI1.2や1.3対応のそれなりのAVアンプを持ってる人も多いのでは? ただし、1.2以上対応=DSD対応とは限らないのでご注意を!


■新たなる選択肢

 初稿を書いた1年後の10年9月、SONYから「HDMIからDSDビットストリーム出力可能なBDプレーヤ」BDP-S370とBDP-S470が出ました。これでBD(3D含む)再生と、SACDのDSD転送(マルチ含む)によるAVアンプでの再生を1機でまかなえるようになりました(もちろんHDMIで)。
 というか準ユニバーサルプレーヤです。“準”なのは残念ながらDV-610AVにあったDVD-Audioに非対応だからですが、これからDVD-AudioとBDどっちを取るかと言ったら後者でですよね。
 スペック詳細は公開されている取説pdfを。

S370:http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/41691380M-JP.pdf
S470:http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/41970230M-JP.pdf

  ←S370:3D非対応  S470:3D対応→  

 仲良く後継機登場。S380とS480。ネット上のサービス対応充実が違いみたいですけど、DSDとかAudio的には関係ないですね(笑)。

  ←S380:3D非対応  S480:3D対応→  

 500番台登場。



S590:http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/44101410M-JP.pdf

 BDプレーヤとしては、PS3よりBD読み込みが速いそうなので、やっと買いの専用プレーヤ登場と言えるかも知れません。当のSONY(カナダですけど)がPS3とガチンコ勝負を公開してアピールしてる(*)くらい速い(笑)。
 両機は3D対応以外違いがなさそうですが、3D対応のためにS470はS370より新しい「HDMIトランスミッタ」を搭載している可能性があるような気がしますので、音質に違いが出るかも…???

*:http://www.phileweb.com/review/column/201002/17/75.html


■BDP-S470あれこれ

 11/02/06追記:結局BDP-S470購入しました。HDMI-Audioの観点で実験した結果を少々記します。F/Wは728にて。
 3D関連以外については基本的にBDP-S370も同じだと思います(上記の通り音質は別)。

・DSD転送
 念のため確認しましたが、HDMIを使ったDSD転送はステレオ・マルチともOKです。
 ただし、HDMIの画素数モードを480pにしておくとS470側はマルチと表示しますがDSP-Z7はステレオで受信するという現象が発生します。HDMIの音声帯域がDSDマルチに満たなくなるためと推察します。しかし何のアラームもなくいきなりマルチにならなくなってちょっと焦りました。
 ちなみに、リニアPCMのお話ですが本田雅一氏の記事(*)に「480i/pではマルチは送れない」とあります。
 ああ、驚いた。

*:http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081216/avt035.htm

・WAVファイル再生
 DSP-Z7に接続しての確認です(サンプリングレートはDSP-Z7の表示)。

 16/44.1は当たり前として、ONKYOが配布している24/192も再生できました。おお、ハイレゾ音源プレーヤにできるぢゃないですか。WaveUpConverterで作成した24/88.2と24/176.4のファイルも再生できました。ファイル認識やフォルダ切り替え速度なんかも十分実用的だと思います。ファイル名は日本語表示されてますし。
 ただしHDMI接続にて。光S/PDIFでは44.1系は44.1kHz、48系は48kHzにダウンコンバートされるようです。
 また、試しにやってみたところ、uLilith+HDMIでマルチ再生できたサラウンドフォーマットのWAVファイルは認識できないファイルと言われました。残念。

 格納したメディアですが、FAT32フォーマットのUSBメモリやHDDはもちろんOKでした。NTFSフォーマットのHDDは認識できませんでした。複数パーティションがある場合は先頭のみ認識します。マニュアルの通りですね。
 なお、例えば「\music\ジャンル\歌手名\アルバム名\WAVファイル」という階層だとWAVファイル階層まで降りることができませんでした。もうひとつ上の階層までのようです。マニュアルには5階層までとありますが、フォルダ階層ってどう数えるのが正しいのでしょうね?

・DVD-Audio
 対応してないと言われました。マニュアルの通りですね、残念(苦笑)。

・VS DV-610AV
 同じくDSD転送可能なプレーヤの音質比較してみます。S470は購入直後じゃなく、一応まる1日くらいは動作させてからです。
 SACDのDSDビットストリームをDSP-Z7で受けます。再生時はTVへのHDMIは外します。Videoモードは480pで統一。その他電源の取り方やHDMIケーブル(SAEC製SH-1010)なども同じです。
 BDP-S470の方が音が細かいですね。ヴォーカルが引っ込んでステレオ感も上回って聴こえます。音色はDV-610AVの方が中域よりで暖かいカンジでしょうか。S470の方はややクールかな。加えて、とにかく低域の量がハンパじゃないです。こもりや歪みは感じませんのでそれもアリなのかという音ですが、ちょっとビビるくらい出ます。
 好みの問題っぽいところもありますが、どっちがいいかと言えばS470です。しかし、DSD転送もプレーヤによってこれだけ違うとはねぇ…

・音質チューニング
 PS3の時と同じような傾向はあるみたいです。
 画素数モードは低い方がよく、DeepColorもOFFの方がいいようです。
 ただし低画素数モードだと上記の通りSACDマルチが再生できません。
 XMBとはいえ、CDやSACD(マルチ)やBDの再生でいちいち設定変更するのはメンドクサイです。
 また、再生中はAVアンプからTVへのHDMI接続は外した方が音にはよいと思います。

・インターネット機能
 CDは、ローディングするとジャケット画像を含む情報を持ってきてくれます。
 しかし、SACDはもともとディスクが持ってるタイトル情報すら表示せず、ネットからも情報持ってきません。
 ちょっと笑える割り切り仕様です(苦笑)。PS3のSACD再生画面みたなのをイメージするとガッカリします。

・その他
・HDMIは当然として、光S/PDIFからもBDAVのAACはビットストリ-ム(サラウンドも)で出力OKです。

・ビデオ出力先をコンポジットに設定してもHDMIの画像はOFFになったりはしないようです。

・ディスクのロード音や再生時の回転音は特に気になりません。ディスクを飲み込んだ後「もごもごがっこん」とは言いますが、こんな低価格機にあんまり高級感を求めるのは筋違いでしょう。

・Video系のお話ですが、「自動画面表示」をONにしておくと(デフォルト)チャプタスキップした後タイトル名などが数秒インポーズされて興ざめします。といってOFFにするとチャプタ番号すら全く表示しなくなりますので若干不便(都度「画面表示」ボタンを押して確認することになる)。

・SONY製BDレコーダのリモコンモード「BD1」で動作します。同社製レコーダBDZ-V7/V9の付属リモコンにはリモコンモードを切り替えるリアルスイッチが付いてますので、リモコン共通化(もちろんUIもXMBで共通化)できて便利かと。

・2chソースを「DTS NEO:6」で7ch化するデコーダ機能を有していますが(HDMI音声のみ)、「シネマモード」にしておいたら2chPCMのアニメBDのOP/EDのボーカルがほとんど消えちゃいました(カラオケ生成のボーカルキャンセラみたいなカンジ)。劇中音声は確かにサラウンド効果がよく出てましたが。ああ、驚いた。


メインメニューへ

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

最新記事
ERIへようこそ

Author:らかせ
「最新記事」または
「メインメニュー」からどうぞ

・ファイルへの直接リンク以外はリンクフリー(連絡不要)です

・一応、拍手にコメント(非公開)付けられるようにしてあります

・DB的に利用しており、過去記事もガシガシ書き換えています。特に「最新記事」は初稿から一週間くらいは直してることが多く、大幅に変わっちゃうことも。ご了承ください

・ということもありますし、記すまでもないですが無断転載(ファイル含む)はご遠慮ください

・引用の考え方については「007:諸事」をご参照ください

・アフィリエイトはAmazonのみです

・ハイパーリンクは当Blog記事のみです(054:節電記事のみ例外)

カテゴリ
検索フォーム
FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。